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放射線とは?
放射線は,原子から放出されるエネルギーのことで,アルファ線,ベータ線,ガンマ線,中性子線などの種類があります。これらには,ものを通り抜ける力(透過力)がありますが,種類によっていろいろなものでさえぎることができます。
放射線を出す物質のことを「放射性物質」,放射性物質が放射線を出す能力のことを「放射能」と言います。
放射線に関する単位には,「ベクレル(Bq)」や「シーベルト(Sv)」等があります。放射線の人体への影響を表す場合は,「シーベルト」を用います。
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放射線とくらし
放射線は,地球が誕生した時から自然界に存在しており,私たちは呼吸や食べ物などから放射線を受けています。
自然界から受ける放射線(自然放射線)の量は,世界平均で1人当たり年間約2.4ミリシーベルトです。
自然放射線には「大地からの放射線」「宇宙からの放射線」「食物からの放射線」「空気中のラドンなどからの放射線」などがあります。
一方,レントゲンなど人間が作り出した放射線を人工放射線といいます。放射線の種類と量が同じであれば,自然放射線と人工放射線で影響の違いはありません。
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自然放射線
○大地からの放射線
大地をかたちづくっている岩石や土に含まれるカリウム40,ウラン,トリウムなどの放射性物質から出る放射線のことで,この量は地域によって異なり,日本では西高東低の傾向にあります。
○宇宙からの放射線
場所や高度によって強さが異なります。ちなみに日本の地上で年間0.38ミリシーベルトの放射線量があるのに対して,ニューヨークへ航空機で旅行した場合,1往復するだけで0.19ミリシーベルトの放射線量を受けることになります。
○食物からの放射線
食物にはカリウム40という放射性物質が含まれています。わたしたちは,食物を通して体内から放射線を受けています。
○空気中のラドンなどからの放射線
岩石や土に含まれるラジウムなどの放射性物質から生じたラドンなどの気体状の放射性物質が空気中にあります。わたしたちは,呼吸によりラドンなどを取り込むことで放射線を受けています。
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人工放射線
自然放射線のほかに,わたしたちの生活に役立てるために人間の手で作り出した「人工放射線」があります。
人工放射線は,医学ではX線検査やガン治療など,農業では品種改良や食品の保存など,また工業などいろいろな分野で使われています。
自然放射線も人工放射線も性質は同じものです。つまり,自然放射線であっても人工放射線であっても,放射線の種類と量が同じであれば,自然放射線と人工放射線で影響の違いはありません。
原子力発電所では,運転にともなってごくわずかな量ですが,放射性物質を環境中に放出しています。放出にあたっては放射性物質の濃度を測定して安全を確かめています。
原子力発電所の周辺で受ける放射線は,年間0.05ミリシーベルト(自然界にある放射線の1/50)以下になるよう目標を設けていますが,実績では0.001ミリシーベルト以下になっています。
また,発電所の周辺の海水や土,農水産物に含まれる放射性物質の濃度を定期的に測定しています。さらに,発電所の周辺に設置しているモニタリングポストで空気中の放射線の量を測定しています。
これらの測定結果は自治体のホームページや広報誌などで公表されています。
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