島根原子力発電所の運転状況について

お知らせ

平成23年8月8日
中国電力株式会社

島根原子力発電所の運転状況について

1号機
第29回定期検査中

現在,定期検査を実施しています。

島根原子力発電所1号機 第29回定期検査の状況

原子炉再循環系配管取替工事に関する工事計画認可申請について

今回の定期検査において計画している,原子炉再循環系配管取替工事について,8月1日に国へ工事計画認可申請を行いました。

2号機
定格熱出力一定運転中

現在,定格熱出力一定運転中です。

原子炉内の燃料健全性データを更新しました。
共通
固体廃棄物貯蔵所B棟 腐食ドラム缶の確認について

 平成23年6月13日から固体廃棄物貯蔵所B棟※1で低レベル放射性廃棄物※2を詰めたドラム缶の移動作業※3を実施していたところ,これまでに5本のドラム缶底面に腐食(貫通孔)があることを確認しました。
 当該ドラム缶底面(腐食部位)およびドラム缶が接地していた床面に放射能汚染は無いことを確認するとともに,内容物について健全なドラム缶への詰め替えを行いました。 (6月20日7月7日7月20日お知らせ済み)

 腐食ドラム缶(5本)および内容物を調査した結果,ドラム缶内面に打痕による塗装の劣化があることおよび内容物に水分があることを確認しました。
このため,当面の対策として,ドラム缶内面塗装の劣化防止およびドラム缶内面への水分付着防止の観点から,ドラム缶に内装ポリ容器を施すことにしました。
 今後,現在実施しているドラム缶移動作業に加え,全数(約27,000本)のドラム缶を外観点検し,腐食ドラム缶が確認された場合は,原因調査および対策を講じることにしています。
 8月7日現在で,ドラム缶の外観点検は約4,400本が終了しています。

※1 固体廃棄物貯蔵所
 低レベル放射性廃棄物を詰めたドラム缶を保管するための建物。発電所敷地内に3棟あり,ドラム缶(200リットル)を35,500本貯蔵することが可能。

※2 低レベル放射性廃棄物
 原子力発電所の運営上発生する,放射性物質を含む廃棄物。固体の廃棄物としては,定期検査等で使用した紙,ポリシートや修理工事に伴い発生する廃材等がある。

※3 ドラム缶の移動作業
 低レベル放射性廃棄物の放射能濃度測定の準備作業として,貯蔵しているドラム缶を移動させる作業。平成23年6月~10月末にかけて約6,000本~7,000本のドラム缶を移動させる予定。

参考資料:低レベル放射性廃棄物保管用ドラム缶の概要[PDF:46KB]

以上