7月後半(8月20日公表)

不適合の管理状況(平成25年7月後半審議分)

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 平成25年7月16日~平成25年7月31日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
 なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。

Aグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Bグレード 0件

 対象となる事象は,ありませんでした。

Cグレード 26件

No 審議日 号機 プラント
運転状態
不適合事象・処置計画
1 7月17日 1号機 定期検査中 薬液ドレンサンプの点検において,サンプに接続している配管のライニングに傷があることを確認した。
当該配管ライニングを補修する。
(薬液ドレンサンプ:薬品等の排液を受入れるタンク)
(ライニング:腐食を防止するための塗装)
2 7月17日 3号機 廃棄物処理建物に設置された自動火災報知機の感知器(No.4-140)の不具合により,中央制御室に当該機器の異常を知らせる警報が発報した。
当該感知器を補修する。
(自動火災報知機:火災の発生を感知し,知らせる機器)
3 7月17日 共通 3号所内ボイラーにおいて,ドラム水面計からのわずかな蒸気の漏えいを確認した。
当該水面計を補修する。
(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置(1,2号機共用として所内ボイラー2基を設置))
(ドラム:ボイラーの上部に設置し蒸気を取り出す設備)
(水面計:容器内の液面の位置を外部から測る計測器)
4 7月18日 共通 航空障害灯が正常に点灯しているにもかかわらず,航空障害灯制御盤内の表示が不点灯を示していることを確認した。
当該制御盤を補修する。
(航空障害灯:夜間に飛行する航空機に対して構築物の存在を示すために使用する電灯)
5 7月18日 2号機 定期検査中 再生薬品系設備において,硫酸貯蔵タンク[PDF:251KB]の防液提から雨水を排水するラインに設置された弁の動きが固いことを確認した。
当該弁を補修する。
(再生薬品系設備:廃液や原子炉水を浄化するのに使用した樹脂を再生するための薬品(硫酸および苛性ソーダ)を供給する設備)
(防液堤:タンクから薬品が漏れ出した際に、外部に漏れ出ていくことを防止するフェンス)
6 7月19日 共通 雑固体廃棄物処理設備の点検において,溶融物昇降機のコンベアセンサーが故障していることを確認した。
当該センサーを補修する。
(雑固体廃棄物処理設備:配管廃材等の不燃性の放射性廃棄物を溶融,固化処理する設備)
(溶融物昇降機:不燃性の放射性廃棄物を運搬する機器)
(コンベアセンサー:昇降機台座の位置を感知するセンサー)
7 7月19日 1号機 定期検査中 液体廃棄物処理設備の点検において,床ドレンコレクタタンク水位記録計の前面カバーが一部損傷していることを確認した。
当該カバーを補修する。
(液体廃棄物処理設備:発電所建物内の各設備等から発生する放射性および非放射性の排水を処理する設備)
(床ドレンコレクタタンク:建物内で発生したほこり・錆び等の不純物を多く含んだ水を収集するタンク)
8 7月19日 2号機 定期検査中 排気筒モニタ室の入口扉に設置されたAPDチェック装置がAPDを正常に認識しないことを確認した。
当該チェック装置を補修する。
(排気筒モニタ:排気筒内の放射線量を測定する装置)
(APDチェック装置:管理区域入口において,APD(警報付ポケット線量計)を携帯していることを確認する装置)
9 7月19日 共通 雑固体一時置場クレーンの点検において,当該クレーン遠隔操作用のリモコンスイッチが故障していることを確認した。
当該リモコンスイッチを補修する。
(雑固体一時置場クレーン:配管廃材等の不燃性の放射性雑固体廃棄物の封入されたドラム缶を運搬するクレーン)
10 7月19日 1号機 定期検査中 原子炉建物天井クレーン[PDF:86KB]の点検において,カップリングカバーの一部が摩耗していることを確認した。
当該カップリングカバーを補修する。
(カップリング:電動機等からポンプ等へ動力を伝達するための部品)
11 7月19日 1号機 定期検査中 屋内開閉所において,側壁からの雨漏りがあることを確認した。
当該側壁を補修する。
(屋内開閉所:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)が設置されている建物)
12 7月22日 共通 雑固体廃棄物処理設備の点検において,モルタル混練機の軸が摩耗していることを確認した。
当該軸を補修する。
(モルタル混練機:セメントと水を混ぜ合わせる機器)
13 7月22日 2号機 定期検査中 中央制御室において,放水路水モニタ記録計の指示値が正常でないことを確認した。
当該モニタを補修する。
(放水路水モニタ:放水路中の放射線量を測定する装置)
14 7月23日 2号機 定期検査中 屋外から開閉所ケーブル避雷器盤につながる電線管のシール部が劣化し,雨水が盤内に浸入していることを確認した。
当該電線管シール部を補修する。
(開閉所ケーブル避雷器:発電所と送電線をつなぐ開閉器(電気を入・切するスイッチ)を雷などにより生じる過渡的な異常高電圧から保護する機器)
(電線管:電気配線を収め保護する金属製の管)
15 7月24日 共通 ガスタービン発電機[PDF:27KB]において,タービンの回転数を制御するモジュール(基板)が故障していることを確認した。
当該機器を補修する。
ガスタービン発電機[PDF:27KB]:燃料の燃焼で発生した高温ガスでタービンを回して発電する設備)
16 7月24日 共通 ガスタービン発電機[PDF:27KB]において,燃料を供給するラインに設置された弁のシート部からの燃料の漏えいを確認した。
当該弁を補修する。
17 7月24日 2号機 定期検査中 海水電解装置[PDF:97KB]において,取水槽に電解液を注入するホースの一部に傷があることを確認した。
当該ホースを補修する。
海水電解装置[PDF:97KB]:海生生物の付着を抑制するため,海水を電気分解して電解液を生成し,海水を使用している機器に注入する装置)
18 7月25日 1号機 定期検査中 サンプリング系設備の点検において,燃料プールフィルタ入口導電率計用の流量調節弁シート部からのわずかな水の漏えいを確認した。
当該弁を補修する。
(サンプリング系設備:分析用の試料水を採取する設備)
(燃料プールフィルタ:燃料プールのごみ等を除去する機器)
(導電率:電気の通りやすさを表す数値)
19 7月26日 1号機 定期検査中 除じん設備[PDF:56KB]の点検において,レイキ付バースクリーンバケットの腐食防止板取付ボルトが一部外れていることを確認した。
当該ボルトを取付ける。
除じん設備[PDF:56KB]:発電所で使用する冷却水(海水)を取水する際にゴミ等を除去するための設備)
(レイキ付バースクリーン:バケットがついた除じん設備の一つ)
20 7月29日 共通 ホイールローダーの点検において,バッテリー充電用スイッチが損傷していることを確認した。
当該スイッチを取り替える。
(ホイールローダー:災害発生時に土砂等を除去する車両)
21 7月30日 2号機 定期検査中 格納容器雰囲気モニタ設備において,原子炉格納容器内の水素および酸素の濃度を測定するラインに設置された流量計の指示が正常でないことを確認した。
当該流量計を点検する。
(格納容器雰囲気モニタ系設備:プラント運転中に原子炉格納容器内の可燃性ガス(水素および酸素)の濃度を監視する設備)
(原子炉格納容器:原子炉の炉心が収納された容器やポンプ等の重要な機器を覆っている鋼鉄製の容器。冷却材喪失時などに原子炉から出てきた放射性物質を閉じ込める設備)
22 7月30日 共通 4号所内ボイラーにおいて,缶水循環ポンプ[PDF:143KB]に冷却水を送るラインに設置されたストレーナからのわずかな水の漏えいを確認した。
当該ストレーナを補修する。
(所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置(1,2号機共用として所内ボイラー2基を設置))
(缶水循環ポンプ:熱効率を上げるためボイラー内の水を循環するポンプ)
(ストレーナ:ゴミを除去する機器)
23 7月31日 共通 大量送水車において,水中ポンプ制御盤に取付けられた周波数計の電圧仕様が正規のものとは異なっていることを確認した。
当該周波数計を取り替える。
(大量送水車:原子炉冷却機能喪失時に,代替手段として,貯水槽,海等から取水し炉心を冷却する設備)
(周波数計:ポンプ電源の周波数を測定する計器)
24 7月31日 1号機 定期検査中 雑固体廃棄物処理設備用の計装用圧縮空気系設備において,冷凍式エアードライヤーが故障していることを確認した。
当該エアードライヤーを補修する。
(計装用圧縮空気系:計測制御機器へ作動用空気を供給する系統)
(冷凍式エアードライヤー:冷却することで圧縮空気から湿分を取り除く機器)
25 7月31日 共通 サイトバンカ建物ダストモニタにおいて,警報が点検作業時に装置の異常として中央制御室等に発報することを防ぐためのスイッチが折れていることを確認した。
当該スイッチを補修する。
(サイトバンカ:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための設備)
(ダストモニタ:空気中の放射性物質濃度を測定する計測器)
26 7月31日 3号機 廃棄物処理建物に設置された自動火災報知機の感知器(No.4-138)の不具合により,中央制御室に当該機器の異常を知らせる警報が発報した。
当該感知器を補修する。