7月前半(8月7日公表)
不適合の管理状況(平成30年7月前半審議分)
平成30年7月1日~平成30年7月15日の間に,不適合判定検討会にて審議し,不適合と判定したもの。
なお,不適合事象は重要度に応じて「A~Cのグレード分け」を行い,管理の程度を定めている。
Aグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Bグレード 0件
対象となる事象は,ありませんでした。
Cグレード 38件
No | 審議日 | 号機 | プラント 運転状態 |
不適合事象・処置計画 |
1 | 7月2日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機海水設備において,ベント弁のシート部からわずかな海水の漏えいを確認した。 当該ベント弁を取替える。 (原子炉補機海水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ供給している冷却水を冷やす熱交換器へ海水を供給する設備) (ベント弁:機器および配管系統の水張り時に内部に滞留している空気を排気する弁) |
2 | 7月3日 | 共通 | ― | 原子力部門力量管理において,転入者の前段階の力量認定票を誤って廃棄したことを確認した。 力量認定の履歴を現在の力量認定票で確認する。 (力量認定票:業務に対する要員の力量に関する記録) |
3 | 7月3日 | 共通 | ― | 純水装置において,配管継手部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該継手部を補修する。 (純水装置:発電所の運転に必要な浄化した水を作る装置) |
4 | 7月3日 | 共通 | ― | 廃棄物処理建物の巡視において,消火器設置の図面に誤りがあることを確認した。 当該図面を修正する。 |
5 | 7月4日 | 共通 | ― | 保管中の新燃料の梱包作業において,新燃料検査台の電源が喪失したことを確認した。 当該新燃料検査台の電源を復旧する。 |
6 | 7月4日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉建物のエアロック扉の点検において,非常時の手動操作用としてベルを鳴動させるスイッチが故障していることを確認した。 当該スイッチを取替える。 (エアロック扉:原子炉建物を負圧に維持するための,空気で開閉する二重扉) |
7 | 7月4日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物において,空気除湿器の圧力スイッチからわずかな空気の漏えいを確認した。 当該圧力スイッチを取替える。 (サイトバンカ建物:使用済のチャンネルボックスや制御棒等の放射性固体廃棄物を貯蔵・保管するための建物) |
8 | 7月4日 | 共通 | ― | 誘導灯取替工事において,誘導灯の設置届を提出していないことを確認した。 当該設置届を提出する。 |
9 | 7月5日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉補機冷却水設備において,ポンプ出口圧力計の指示が高めを指示していることを確認した。 当該圧力計を点検する。 (原子炉補機冷却水設備:原子炉関係のポンプ,電動機等の機器へ冷却水を供給する設備) |
10 | 7月5日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
タービン建物の巡視において,地階の床面からにじみ出た水たまりがあることを確認した。 当該床面の水たまりを拭き取る。 |
11 | 7月5日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
非常用ディーゼル発電設備の点検において,冷却水温度調節用のヒータが断線していることを確認した。 当該ヒータを取替える。 (非常用ディーゼル発電設備:外部からの電力供給がなくなった場合に炉心を冷却する設備に電力を供給するための設備) |
12 | 7月6日 | 共通 | ― | サイトバンカ建物の巡視において,防火扉が自動で全閉しないことを確認した。 当該防火扉のドアクローザーを調整する。 |
13 | 7月6日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。(FPC熱交換器室) 当該可燃物品を撤去する。 |
14 | 7月6日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。(ISI試験片保管室) 当該可燃物品を撤去する。 |
15 | 7月6日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置中の可燃物品が難燃シートで覆われていないことを確認した。(エレベータ前倉庫) 当該可燃物品を適切に養生する。 |
16 | 7月6日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置物品に対して物品仮置表示が見えにくい位置に表示されていることを確認した。 当該仮置表示を見える位置に表示する。 |
17 | 7月6日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,期限切れの物品仮置表示があることを確認した。 当該仮置表示の期限を延長する。 |
18 | 7月6日 | 共通 | ― | 廃棄物処理建物の巡視において,防火扉の開放表示が作業終了後も外されていないことを確認した。 当該防火扉の開放表示を取外す。 |
19 | 7月6日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
プラスチック固化設備において,酸素分析用サンプルポンプの流量が低下していることを確認した。 当該サンプルポンプを取替える。 |
20 | 7月6日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
所内電気設備において,記録計を構成している部品が損傷していることを確認した。 当該部品を取替える。 |
21 | 7月9日 | 1,2号機 共通 |
― | 所内ボイラーにおいて,流量調節弁のグランド部からわずかな水の漏えいを確認した。 当該流量調節弁を補修する。 (所内ボイラー:空調の暖房用機器および発電所の起動・停止時に蒸気を使用する機器等へ蒸気を供給する装置) (グランド部:弁棒貫通部のシール部) |
22 | 7月9日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
廃棄物処理建物において,非管理区域の通路のルーバーが開かないことを確認した。 当該ルーバーを取替える。 |
23 | 7月9日 | 共通 | ― | 所内放送設備において,一部のスピーカーで放送が確認できないことを確認した。 当該放送設備を点検する。 |
24 | 7月10日 | 共通 | ― | 関係自治体に提出した「島根原子力発電所の運転状況」において,「出力線図」に記載の不備があることを確認した。 当該資料の記載の不備を修正し,関係自治体へ再提出する。 |
25 | 7月10日 | 1号機 | 廃止措置 段階 |
非常用ディーゼル発電設備の点検において,一部の燃料噴射弁に噴霧不良があることを確認した。 当該噴射弁を取替える。 (燃料噴射弁:燃焼室に燃料を供給するラインに設置された弁) |
26 | 7月10日 | 共通 | ― | 線量当量率測定記録において,記録の一部に誤記があることを確認した。 当該記録の誤記を修正する。 |
27 | 7月11日 | 3号機 | 建設中 | 所内ボイラーにおいて,減圧弁からわずかな空気の漏えいを確認した。 当該減圧弁を取替える。 (減圧弁:圧力を調整する弁) |
28 | 7月11日 | 共通 | ― | カメラ設置工事に伴う足場組立作業の際,誤って計器用配管に接触し,警報が発報したことを確認した。 異常のないことを確認し当該警報を復旧する。 |
29 | 7月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
原子炉浄化設備において,フィルタ差圧計の誤差が大きいことを確認した。 当該差圧計を点検する。 (原子炉浄化設備:原子炉内を循環する冷却水中の不純物を取り除き水質を管理するための設備) |
30 | 7月12日 | 共通 | ― | 硫酸貯蔵タンクにおいて,ドレン弁からわずかな硫酸の漏えいを確認した。 なお,タンク堰内の漏えいであり,環境への影響はない。 当該ドレン弁を補修する。 (硫酸:イオン交換樹脂の再生や廃液の中和をするための液体) |
31 | 7月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
放射線モニタにおいて,指示が変動していることを確認した。 当該モニタを点検する。 |
32 | 7月12日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,未承認の物品仮置表示があることを確認した。 当該仮置表示を承認されたものにする。 |
33 | 7月12日 | 共通 | ― | タービン建物の巡視において,期限切れの物品仮置表示があることを確認した。 当該仮置表示の期限を延長する。 |
34 | 7月12日 | 共通 | ― | 原子炉建物の巡視において,仮置き禁止区域に難燃シートで覆われていない可燃物品があることを確認した。 当該可燃物品を移動し適切に養生する。 |
35 | 7月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
洗濯廃液処理設備において,配管からわずかな水の漏えいを確認した。 当該配管を取替える。 (洗濯廃液処理設備:管理区域内で使用する作業着等の洗濯後の廃液を処理する設備) |
36 | 7月12日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
洗濯廃液処理設備において,濃縮器復水器の伝熱管からわずかな冷却水の漏えいを確認した。 当該伝熱管を取替える。 (濃縮器復水器:液体廃棄物を濃縮処理する際に発生した蒸気を凝縮回収する機器) |
37 | 7月13日 | 共通 | ― | 床養生撤去作業の際,誤って仮設記録計のケーブルを切断したことを確認した。 当該ケーブルを復旧する。 |
38 | 7月13日 | 2号機 | 施設定期 検査中 |
循環水ポンプ用電動機において,結露防止用ヒータが漏電していることを確認した。 当該ヒータ回路を点検する。 (循環水ポンプ:主タービンを回し終えた後の蒸気を水に戻すための復水器に海水を送るポンプ) |