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島根原子力発電所1号機 第29回施設定期検査の状況

平成29年4月19日現在

島根原子力発電所1号機第29回施設定期検査状況(No.149)

1.進捗状況

 平成29年4月19日(水),廃止措置計画の認可にともない,平成22年11月8日(月)から実施していた第29回施設定期検査を終了しました。これを受け,完了していない主な工事等については取りやめました。

2.主な工事の状況

(1) 燃料取替工事

平成22年11月16日(火)から燃料の取出し作業を開始し,平成22年11月21日(日)に全燃料400体の取出しが完了しました。

(2) 制御棒駆動機構取替工事

平成22年11月22日(月)から作業を開始し,既に工事は終了していますが,廃止措置計画認可に伴う施設定期検査終了を受け,検査を取りやめました。

(3) 出力領域計装取替工事

平成22年11月23日(火)から作業を開始し,既に工事は終了していますが,廃止措置計画認可に伴う施設定期検査終了を受け,検査を取りやめました。

(4) 制御棒取替工事

平成22年11月24日(水)から作業を開始し,既に工事は終了していますが,廃止措置計画認可に伴う施設定期検査終了を受け,検査を取りやめました。

(5) 耐震裕度向上工事

平成22年11月15日(月)から作業を開始し,既に工事は終了していますが,廃止措置計画認可に伴う施設定期検査終了を受け,検査を取りやめました。

(6) 原子炉冷却材浄化系再生熱交換器および非再生熱交換器取替工事

平成22年12月6日(月)から作業を開始し,平成23年6月10日(金)に作業が完了しました。

(7) 主蒸気安全弁および逃し弁(安全弁)改造工事

平成23年1月21日(金)から作業を開始し,平成23年3月31日(木)に作業が完了しました。

(8) 原子炉再循環ポンプケーシングカバー取替工事

平成23年3月1日(火)から作業を開始し,既に工事は終了していますが,廃止措置計画認可に伴う施設定期検査終了を受け,検査を取りやめました。

(9) 原子炉再循環系配管他高周波加熱処理工事

平成23年2月2日(水)から作業を開始し,平成23年3月18日(金)に作業が完了しました。

3.その他の工事の状況

(1) 蒸気タービン点検作業

平成22年11月18日(木)から作業を開始し,既に工事は終了していますが,廃止措置計画認可に伴う施設定期検査終了を受け,検査を取りやめました

(2) 原子炉再循環系配管等点検作業

平成22年12月17日(金)から作業を開始し,平成23年5月26日(木)に作業が完了しました。

・平成23年1月18日(火),A-原子炉再循環系配管の溶接継手部1箇所に,ひびを確認しました。(平成23年1月18日公表)[PDF:188KB]

 その後,当該溶接継手部のひびについて寸法測定等を実施した結果,長さ547ミリメートル,深さは最大5ミリメートルであることを確認しました。(平成23年2月4日公表)

 当該溶接継手部の現時点での健全性について,現在のひびの長さ,深さをもとに評価した結果,必要な強度を満たしていることを確認しました。(平成23年2月9日公表)

 当該溶接継手部について,健全性評価※1を行ったところ,設備の継続使用期間の限度である5年後において十分な健全性が確保されることを確認しました。さらに,プラント寿命を60年と評価上仮定した場合の残りの運転期間である24年後においても,健全性が確保されることを合せて確認しました。(平成23年2月28日公表)

・平成23年2月17日(木),A-原子炉再循環系配管の溶接継手部1箇所に,新たなひびを確認しました。(平成23年2月17日公表)[PDF:191KB]

 その後,当該溶接継手部のひびについて寸法測定等を実施した結果,長さ27ミリメートル,深さ最大2.7ミリメートルのひびと長さ25ミリメートル,深さ最大2.7ミリメートルのひびであることを確認しました。(平成23年2月28日公表)

・第28回定期検査(平成21年5月7日~10月9日)においてB-原子炉再循環系配管の溶接継手部1箇所に確認されたひび(長さ80ミリメートル,深さ4ミリメートル)について,ひびの進展状況を点検した結果,ひびの長さ・深さともに進展は認められず,進展予測を下回っていることを確認しました。(平成23年2月28日公表)

・上記3箇所の配管溶接継手部について,健全性が確保されることを確認していますが,現在実施している第29回定期検査中に,配管を取替ることにしました。
 なお,配管取替工事には諸手続きを含め,約6ヶ月を要する見込みです。(平成23年7月12日公表)

 平成23年9月1日(木)から配管取替作業を開始しました。

・平成23年10月12日(水),当社が平成23年7月12日(火)に報告した健全性評価結果について,経済産業省原子力安全・保安院により,その内容が妥当であると判断されました。(原子力安全・保安院ホームページ)

・平成23年12月27日(火),新しい配管への取替作業が終了しました。
 今後,当該配管部のサポート等の復旧作業を行い,国の検査を受ける予定です。(平成23年12月28日公表)

・A-原子炉再循環系配管の溶接継手部で確認されたひび(寸法測定等の結果:【長さ】547ミリメートル,【深さ】最大5.0ミリメートル)について,切断調査※2を実施したところ,一つの長いひびではないことを確認しました。なお,ひび長さは4つに区分され(39ミリメートル,190ミリメートル,83ミリメートルおよび21ミリメートル),ひび深さは最大3.9ミリメートルであることを確認しました。(A-原子炉再循環ポンプ出口弁下流側配管溶接継手部切断調査結果[PDF:248KB](平成24年2月28日))

※1 一定期間運転した後のひびの進展量を予測し,「(財)日本機械学会 発電用原子力設備規格 維持規格(2008年版)JSME S NA1-2008」に基づき,予測したひびの長さ,深さで必要な強度を満たしているかどうかを評価する

  1. 報道資料:島根原子力発電所1号機 原子炉再循環系配管等の点検状況について(平成23年1月18日公表)[PDF:188KB]
  2. 報道資料:島根原子力発電所1号機 原子炉再循環系配管等の点検状況について(平成23年2月17日公表)[PDF:191KB]
  3. 報道資料:島根原子力発電所1号機 原子炉再循環系配管の健全性評価結果の報告および取替工事の実施について(平成23年7月12日公表)

※2 切り出した配管内表面の溶接線に対して,浸透探傷試験で指示模様(ひび)を確認するとともに,配管断面を観察しひび深さを確認する調査

(3) 復水・給水系配管等点検作業

平成23年1月17日(月)から作業を開始し,平成23年10月12日(水)に作業が完了しました。

(4) 原子炉建物天井クレーン改造工事

・ 第29回定期検査終了後に実施する計画としていた原子炉建物天井クレーン改造工事について,今回の定期検査中に実施することとし,平成24年5月21日(月)から作業を開始しました。(平成24年5月18日公表)

・ 平成24年12月12日(水)に作業が完了しました。

4.その他

(1) その他不適合情報

・点検作業誤りによる原子炉浄化系の停止について

 平成22年11月17日(水)14時59分,計器点検準備作業において,本来切り離すべきケーブルに隣接した,別のケーブル端子を誤って外したことにより,原子炉浄化系の入口弁が自動的に閉じ,原子炉浄化系補助ポンプが自動停止しました。
 直ちに当該ケーブル端子を接続し,同日16時06分に原子炉浄化系補助ポンプを再起動しました。
 なお,原子炉浄化系をはじめ発電所全体の状況を確認したところ,異常はありませんでした。

※ 原子炉浄化系

 原子炉内を循環する冷却水から不純物を取り除き,水質を管理するための系統(平成22年11月18日公表)

・管理区域内における作業員の被水について

 平成27年4月22日(水)13時50分頃,原子炉建物地下階において,原子炉建物床ドレンサンプタンク※1点検作業のため仮設ポンプにてサンプタンク内の残水を移送中,仮設ポンプに接続していたホースが外れ,放射性物質を含む水約4リットルが飛散し,その一部が協力会社社員3名(半面マスク※2等必要な装備で作業中)の顔および足にかかりました。
 被水した3名について,放射性物質の体内摂取がないことを確認するとともに,被水箇所の除染を実施し,体表面測定により有意な汚染がないことを確認しました。
 また,本件に係る人体への影響および外部への放射能の影響はありません。

※1 原子炉建物床ドレンサンプタンク

 原子炉建物の空調設備から発生する結露水や,機器および配管等の点検を行うために抜いた水を一時的に貯留するタンク。

※2 半面マスク

 口と鼻をマスクによりカバーし,放射性粉じん等の吸入を防止するもの。(平成27年4月28日公表)

5.主要工程表

島根1号機 第29回施設定期検査工程表 平成29年4月19日現在

以上