第29回定期検査の状況

お知らせ

平成23年2月9日
中国電力株式会社

島根原子力発電所1号機
原子炉再循環系配管で見つかったひびによる設備の健全性について

 島根原子力発電所1号機(沸騰水型,定格電気出力46万キロワット,平成22年11月8日から第29回定期検査を実施中)において,原子炉再循環系配管等溶接部69箇所について超音波探傷検査による点検※1を実施していたところ,平成23年1月18日,A-原子炉再循環系配管の溶接継手部1箇所に,ひびを確認しました。(平成23年1月18日お知らせ済み)[PDF:188KB]

 その後,当該溶接継手部のひびについて寸法測定等を実施した結果,長さは547ミリメートル,深さは最大5ミリメートルであることを確認しました。(平成23年2月4日お知らせ済み)

 当該溶接継手部の現時点での健全性について,現在のひびの長さ,深さをもとに評価した結果,必要な強度を満たしていることを確認しましたのでお知らせします。

 今後,一定期間運転を継続した場合の健全性評価※2を実施し,継続使用の可否を確認してまいります。

※1 平成21・11・18原院第1号「発電用原子力設備における破壊を引き起こすき裂その他の欠陥の解釈について(内規)」に基づく検査

※2 一定期間運転した後のひびの進展量を予測し,「(財)日本機械学会 発電用原子力設備規格 維持規格(2008年版)JSME S NA1-2008」に基づき,予測したひびの長さ,深さで必要な強度を満たしているかどうかを評価する

参考資料 原子炉再循環系配管系統 ひび詳細図[PDF:107KB]

現在のひびの長さ,深さにおける健全性確認結果[PDF:69KB]

以上