当社は，原子力安全・保安院からの「九州電力株式会社玄海原子力発電所第3号機で確認された充てんポンプ主軸の折損を踏まえた確認等について(指示)」(平成24年4月23日付)を受け，確認・評価を進めてまいりましたが，本日，島根原子力発電所においては玄海原子力発電所第3号機と同じ事象が発生する可能性はないとの評価結果を国に報告しましたので，お知らせします。

　これは，玄海原子力発電所第3号機における充てんポンプ※主軸の折損事象および同様の型式のポンプ（以下「同型ポンプ」という。）において過去にも他のプラントで本事象と同様の主軸の折損事象が発生していることを踏まえ，原子力安全・保安院から各原子力事業者に対して，安全上重要な設備のうち，同型ポンプの主軸に異常な振動が発生し，折損する可能性等について評価するよう求められていたものです。

　評価の結果，島根原子力発電所1号機，2号機，および3号機の安全上重要な設備の同型ポンプについては，異常な振動が主軸に発生する可能性はなく，主軸の折損には至らないことを確認しています。

※ 充てんポンプ
加圧水型の原子力発電所において，一次冷却系統から抽出した一次冷却水を浄化した後，再び一次冷却系統に戻すためのポンプ。

以上