上関原子力発電所追加地質調査に係る敷地内ボーリング調査の実施について

中国電力株式会社
上関原子力発電所準備事務所

上関原子力発電所追加地質調査に係る敷地内ボーリング調査の実施について

当社は,東日本大震災に伴う東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故を受け,上関原子力発電所建設準備工事を一時中断している中,発電所の安全・安心につながる追加地質調査は継続して実施してきたところですが,このたび,敷地内におけるボーリング調査を実施することとしましたのでお知らせします。

当社は,敷地内にある断層について,これまでに実施したボーリング調査や海域の音波探査結果等により,後期更新世(約12~13万年前)以降の活動はないと判断しており,原子力発電所の耐震設計上考慮すべき活断層には該当しないものと評価しています。今回の調査は,既設原子力発電所における新規制基準に係る審査で用いられた手法によりデータを補強することで,断層の活動性評価に万全を期すため実施するものです。

今後,調査に必要な諸準備を進め,準備が整い次第,調査に着手します。

【ボーリング調査の概要】
1.調査期間

約1年間(予定)

2.調査概要(別紙参照)

(1)調査範囲
・ 上関原子力発電所敷地内

(2)調査内容
・ 断層と鉱物脈の関係による断層評価を目的としたボーリング調査(6本程度)による地質・地質構造に係るデータの収集

※ 断層と鉱物脈の関係による断層評価
  鉱物脈が断層を横断して存在し,それが断層により破壊されていないことを確認することで,その断層の活動性を評価する手法。

以上

添付資料