Energia 中国電力

ごあいさつ

清水 希茂

大変革の時代だからこそ,私たちの‘原点’を大切に…

■‘地域’とともに


  2016年4月から電力小売全面自由化が始まり,2020年4月までに送配電部門の法的分離が求められるなど,電気事業は大きな変革期を迎えています。こうした環境変化に対応すべく,私たち中国電力グループは「信頼。創造。成長。」を新たな経営理念として掲げました。
  これは,当社グループが中国地域を事業の基盤とし,地域の皆さまに育てていただきながら,電気事業を中心とする事業を展開してきたという原点を再認識するとともに,グループとして将来にわたり大切にしていきたい思いとして掲げたものです。

 電力小売全面自由化がスタートし,中国地域においても新たな事業者が数多く参入しており,今後ますます競争が激化していくことが予想されます。競争が激化していく中においても,私どもの事業基盤は中国地域であり,「地域とともに歩んでいきたい」という思いに変わりはありません。そうした思いも込め,新たな料金メニューに加え,地元企業とのコラボレーションによる地域密着型のサービスも展開しています。
  私どもは,徹底した経営効率化のもと,付加価値の高いサービスを提供し,地域の皆さまに信頼され,引き続き選択いただけるよう努めてまいります。加えて,新たな収益基盤の確立に向け,中国地域外における電気事業や海外における発電事業などに取り組み,「地域で選ばれ,地域をこえて成長する企業グループ」を目指してまいります。

■‘変わらぬ使命’を果たしていくために


  当社グループの使命は,電気事業を中心としたグループ事業を通じて,社会の持続的な発展に貢献していくことです。とりわけ,当社においては創業以来,「良質で低廉な電力を安定してお届けすることにより,地域の発展に貢献する」ことを使命として取り組んでまいりました。
  2020年4月までには,電力システム改革の最終段階として,送配電部門の法的分離を行うこととなりますが,「社会の持続的な発展に貢献する」「良質で低廉な電力を安定してお届けする」という私どもの使命が変わるものではありません。昨年は,鳥取県中部において大きな地震が発生しましたが,当社は災害対策本部を即座に設置し,特別非常体制のもと,関係各所が連携して対応にあたりました。電力設備に大きな被害はありませんでしたが,こうした災害時の対応を通して,私どもの使命の重さを改めて感じました。
  また,近年は再生可能エネルギーの拡大が進んでいますが,良質な電力を安定的にお届けするためには,送配電ネットワークサービスの品質向上も重要な課題です。一方,発電の面では,島根・上関両地点の原子力に加え,経年火力に代わる三隅2号機の開発に取り組んでいますが,競争力確保と地球温暖化問題への対応とを両立させながら電源の競争力強化を図っていく必要があります。
  今後,経営環境が大きく変化していく中においても,変わらぬ使命を果たし続けるため,変化に柔軟に対応しながら,グループ一体となって果敢に挑戦してまいります。

■‘皆さまの声’に誠実に応えていく


  私どもが目指すものは,「社会から信頼され,選択される企業グループであり続ける」ことです。当社グループのあらゆる事業活動の基盤は,地域の皆さまからの信頼です。お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまの「声」に真摯に向き合い,その期待に誠実にお応えしていくことが,信頼につながるものと考えております。
  経営環境や社会的要請,お客さまニーズの変化を的確に捉え,自らも成長し続けることで,社会の持続的な発展に貢献してまいりたいと考えておりますので,当社の取り組みに対して忌憚のないご意見をお聴かせいただきますようお願い申し上げます。

2017年8月
中国電力株式会社 代表取締役 社長執行役員 清水 希茂