| 環境保全対策 |
| 地域の良好な環境を保全するために,常に発電所などの設備に最新の技術を導入しています。また,国・自治体の定める法令や自治体との間で締結した環境保全協定を遵守し,環境保全対策に万全を期しています。
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| ●環境保全対策の概要 |
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| ●環境保全対策〜火力発電所の例 |
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| 大気汚染防止対策 |
火力発電所の排出ガスに含まれる主な大気汚染物質には酸性雨の原因とされる硫黄酸化物注1(SOx)や窒素酸化物注2(NOx),ばいじん注3などがあります。
当社では,排煙脱硫装置,排煙脱硝装置をはじめとする「設備対策」,LNGや低硫黄燃料など良質な燃料の使用に努める「燃料対策」などの対策を実施しています。
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| ●当社における主な環境対策設備の導入時期 |
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| ●大気汚染防止対策の構成 |
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硫黄酸化物(SOx)対策 |
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発生した硫黄酸化物を90%以上除去できる湿式石灰石・石膏法排煙脱硫装置注4を設置し排出の抑制に努めています。
2002年度の硫黄酸化物の排出原単位は0.22g/kWhとなりました。 |
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窒素酸化物(NOx)対策 |
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燃焼によって発生する窒素酸化物は燃焼温度が高いほど多く発生します。そこで,燃焼改善対策(低NOxバーナ,二段燃焼方式,排ガス混合方式)により窒素酸化物の発生を抑制しています。
また,発生した窒素酸化物を80%以上除去できる乾式の排煙脱硝装置注5も設置しています。2002年度の窒素酸化物の排出原単位は0.34g/kWhとなりました。
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| ●排煙脱硝装置のしくみ |
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| ●燃焼改善によるNOxの低減対策 |
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排煙脱硝装置
(新小野田発電所) |
| 〇 |
低NOxバーナ
燃料を燃焼するバーナへ燃焼用空気のほかに燃焼後のガスを送り込みます。 |
| 〇 |
二段燃焼方式
燃料を完全燃焼させるのに必要な空気の量をバーナ口とバーナ上部(オーバーエアポート)の二段に分けて供給します。 |
| 〇 |
排ガス混合方式
ボイラからの排ガスの一部を燃焼用空気に混合します。 |
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| ●当社のSOx・NOx排出原単位の推移(火力発電電力量当り) |
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ばいじん対策 |
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| 発生したばいじんを捕集するため,静電気を利用した電気式集じん装置を設置し排出の抑制に努めています。排煙脱硫装置と組み合わせて99%以上除去できる高性能となっています。 |
| ●電気式集じん装置のしくみ |
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電気式集じん装置(三隅発電所)
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粉じん飛散防止対策 |
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| 炭火力発電所では,地域の特性などを考慮し,屋内貯炭方式を採用するほか,屋外貯炭においては,粉じんの飛散を防止するため,散水や防風ネットの設置などの対策を実施しています。また,揚炭・運炭設備では,密閉構造のコンベヤの採用や散水などの対策を実施しています。
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屋内貯炭場(三隅発電所) |
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土壌汚染防止対策 |
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土壌汚染の予防
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発電所で使用する薬品類のタンクの周囲には,万一漏洩があっても外部へ流出しないよう防液堤を設けています。
また,PCB廃棄物の保管にあたっては, PCB使用機器や保管容器から漏洩がないよう厳重に監視するとともに,万一漏洩があっても土壌に浸透する恐れがないようコンクリート壁・床で遮水された屋内施設で保管しています。 |
| 水質汚濁防止対策 |
| 発電所では,構内排水対策,温排水対策,漏油防止対策などのさまざまな水質汚濁防止対策を実施しています。 |
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構内排水対策 |
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発電所構内で発生する排水のうち,発電所の運転に伴う排水や機器の洗浄水などは,中和凝集沈殿処理装置で処理するとともに,油タンクヤード,貯炭場の雨水は,油分離槽や沈殿槽などを通して排水しています。
なお,貯炭場の雨水の一部は,貯炭場の粉じん飛散防止対策としての散水用の水として再利用しています。 |

排水処理装置(新小野田発電所) |
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温排水対策 |
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タービンをまわした後の蒸気を冷やすために海水を使用していますが,使用後の海水は,温度が少し高くなる(温排水)ので,温排水による魚・海藻類への影響を少なくするため温度の低い深層部から取水(深層取水注6)し,排水と周辺海域の温度差をできるだけ低く抑えています。
また,温排水を水中から放水(水中放水)することにより,まわりの海水との混合希釈を促進し,温排水の拡散範囲の低減を図っています。
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| ●深層取水の例 |
●水中放水の例 |
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漏油防止対策 |
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| タンカーで運ばれてきた燃料油を,桟橋から陸揚げする作業の際,油がこぼれないよう船上の揚油口と桟橋受入口を,ローディングアームで直結して作業しています。また,揚油中は,タンカーの周囲にオイルフェンスを張り,油捕集材を常備して,万一の漏油に備えています。 |
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| 騒音・振動防止対策 |
| 機器から発生する騒音・振動,また,緊急時のボイラ安全弁作動などによる騒音の影響を最小限にするため,機器を適切に配置するほか,低騒音機器の採用や防音壁の設置,消音器の取り付けなどの対策を実施しています。 |
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変圧器の騒音対策の例 |
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| 騒音の発生を防止するため,できるだけ低騒音型の機器を使用するほか,本体を鋼板やコンクリートなどの防音壁で覆い,さらに,本体と防音壁の間に吸音材を取り付けています。
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ボイラー安全弁取り付けの消音器
(新小野田発電所) |
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| 悪臭対策 |
| 火力発電所の排煙脱硝装置等でアンモニアを使用していますが,常に適正量を注入するよう自動制御装置等を設置するとともに,受入貯蔵等についても漏洩防止に充分留意し,周辺への影響がないようにしています。 |
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| 用語解説 |
| 注1:SOx(硫黄酸化物) |
| 二酸化硫黄(SO2),無水硫黄(SO3)などの総称で,硫黄分を含む化石燃料を燃焼させることにより発生する。人の健康に悪影響を与えたり,酸性雨の発生原因として生活環境に被害を及ぼすため,大気汚染防止法の規制対象物質となっている。 |
| 注2:NOx(窒素酸化物) |
| 一酸化窒素(NO)や二酸化窒素(NO2)などの総称で,窒素分を含む化石燃料等の燃焼のほか,燃焼時に空気中の窒素が酸化されることにより発生する。光化学スモッグの形成や酸性雨の発生原因として生活環境に被害を及ぼすため,大気汚染防止法の規制対象物質となっている。 |
| 注3:ばいじん |
| 燃焼などによって発生するスス,もえがら,粉じんなどの混合物のこと。大気汚染防止法で,ばい煙発生施設の排出口から大気中に排出されるばいじんの量について,施設の種類および規模ごとに許容限度が定められている。 |
| 注4:排煙脱硫装置 |
火力発電所のボイラで,化石燃料を燃焼した際に発生する排ガスに含まれている硫黄酸化物(SOx)を煙突から大気中に排出する前に除去する装置。
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| 注5:排煙脱硝装置 |
| 火力発電所のボイラで,化石燃料を燃焼した際に発生する排ガスに含まれている窒素酸化物(NOx)を煙突から大気中に排出する前に除去する装置。 |
| 注6:深層取水 |
| 火力・原子力発電所における冷却用水は,周辺海域の温度に比べ,数度ほど温度が上昇した温排水として放出されるが,水温の低い深層部から取水することにより,周辺海域との温度差をできるだけ小さくすることをいう。 |
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