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大気・水域などへの環境負荷の低減
指針3「地域環境保全の推進」に関わる取り組み
大気・水域などへの環境負荷の低減
騒音・振動・土壌汚染・悪臭の防止
PCB・石綿など化学物質の適正な管理
環境アセスメントの実施など地域特性に応じた生物多様性への配慮


大気・水域などへの環境負荷の低減
 地域環境の保全のため国・自治体の定める法令や自治体との間で締結した環境保全協定に基づき,発電所から排出するばい煙や排水等の測定・監視を行うとともに,発電所などの設備に最新の技術を導入しています。

大気汚染防止対策

■硫黄酸化物(SOx)対策
  硫黄分の少ない燃料や硫黄分を含まないLNGなどの活用,発生した硫黄酸化物を90%以上除去できる排煙脱硫装置の設置等により,硫黄酸化物の排出抑制に努めています。2010年度は協定値38,436tに対して排出量が7,439t(許容排出量からの低減率80.6%)となり,SOx環境保全協定許容排出量を協定値以下とする目標を達成しました。

■窒素酸化物(NOx)対策
  発電所からの窒素酸化物については,燃焼改善対策や,発生した窒素酸化物を80%以上除去できる排煙脱硝装置の設置等により排出抑制に努めています。2010年度は協定値28,881tに対して排出量が11,140t(許容排出量からの低減率61.4%)となり,NOx環境保全協定許容排出量を協定値以下とする目標を達成しました。

●SOx・NOx排出原単位
   (火力発電電力量あたり排出量の推移)
SOx・NOx排出原単位の推移(火力発電電力量当たり) イメージ

■ばいじん対策
  発電所で発生したばいじんを捕集するため,静電気を利用した電気式集じん装置やろ過式集じん装置を設置しており,排煙脱硫装置と組み合わせて99%以上を除去しています。

■粉じん飛散防止対策
  石炭火力発電所では,地域の特性などを考慮し,屋内貯炭方式の採用や,屋外貯炭に粉じんの飛散を防止するための散水や防風ネットの設置などの対策を実施しています。

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水質汚濁防止対策
■構内排水対策
  発電に伴う排水を処理装置で中和凝集沈殿して処理するほか,油タンクヤード,貯炭場の雨水は,油分離槽・沈殿槽などを通して放水しています。

■温排水対策
  魚・海藻類に影響を与えないよう温排水と周辺海域の温度差をできるだけ小さく抑えることができる深層取水方式や水中放流方式などを採用しています。

■漏油防止対策
  タンカー輸送による石油を桟橋から陸揚げする際,タンカーの周囲にオイルフェンスを張り,油捕集材を常備するなど,万一の漏油に備えています。

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用語解説
【硫黄酸化物】
二酸化硫黄(SO2),三酸化硫黄(SO2)などの総称で,硫黄分を含む化石燃料を燃焼させることにより発生。人の健康に悪影響を与えたり,酸性雨の発生原因として生活環境に被害を及ぼすため,大気汚染防止法の規制対象物質となっている。
【排煙脱硫装置】
火力発電所のボイラで,化石燃料を燃焼した際に発生する排ガスに含まれている硫黄酸化物(SOx)を煙突から大気中に排出する前に除去する装置。
【窒素酸化物】
一酸化窒素(NO)や二酸化窒素(NO2)などの総称で,窒素分を含む化石燃料等の燃焼のほか,燃焼時に空気中の窒素が酸化されることにより発生。光化学スモッグの形成や酸性雨の発生原因として生活環境に被害を及ぼすため,大気汚染防止法の規制対象物質となっている。
【排煙脱硝装置】
火力発電所のボイラで,化石燃料を燃焼した際に発生する排ガスに含まれている窒素酸化物(NOx)を煙突から大気中に排出する前に除去する装置。
【ばいじん】
燃焼などによって発生するスス,もえがら,粉じんなどの混合物のこと。大気汚染防止法の規制対象物質となっている。
【温排水】
タービンを回した後の蒸気を冷やすために海水を使用しているが,使用後の海水は温度が少し上がることから,温排水という。

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