Energia 中国電力

知的財産戦略

事業成長の源泉として

2016年4月から電力小売りの全面自由化がスタートするなど,エネルギーを取り巻く環境が大きく変わる中で,中国電力が力を入れている取り組みの一つが知財活動です。知財活動とは,事業を通じて開発した自社技術を知的財産として特許などの形にし,それを活用することで企業価値の向上につなげる取り組みのことです。

中国電力は良質で低廉な電気を安定してお届けするため,様々な課題に対して長年にわたって取り組み,多くの技術を蓄積してきました。自由化が進む電力業界にあって,知財活動を推進することは,「地域で選ばれ,地域をこえて成長する企業グループ」への成長のための競争力強化の源泉となります。

また,消費される量にあわせて発電所で電気をつくり,送電線や配電線を通してお客さまへ電気をお届けする過程で,それぞれの現場では多くの工夫が必要となります。日常業務のなかで,仲間とともに知恵を出し合い技術をさらに洗練させていくという社員個々の取り組み姿勢を育むことも,よりお客さまにご満足いただける質の高いサービスを提供することにつながります。これもひいては中国電力の競争力強化の源泉となると考えています。

特許登録件数は業界1位

中国電力が知財活動を本格的に始めたのは2000年代の初頭。全社を挙げて取り組んだ結果,発明者は社員のおよそ4割にのぼるまでに増加し,エネルギー業界トップの特許出願件数につながっています。更に2010年以降の特許新規登録件数もエネルギー業界でトップ。社外からも高い評価をいただいており,2011年にはエネルギー業界では初めて「知財功労賞(経済産業大臣表彰)」を受賞しました。

登録特許の事例としては、たとえば「発電プラントにおける故障予兆監視システム」や「電力系統事故発生時の停電範囲縮小装置」「環境配慮型コンクリート」「電気自動車を活用した停電時の電力供給システム」など実に多彩です。2015年12月末時点で特許登録件数は約4,100件に達しています。

海外での特許出願制度をさらに活用

中国電力は,中国地域内での電気事業を基盤としながらも、エリア外への電力供給や海外事業など新たな成長分野へ事業を広げていくことにも挑戦していきたいと考えています。今後は,海外事業の戦略等と組み合わせて,国際特許出願制度をさらに積極的に活用して行くこととしています。

知財活動の重要性は今後ますます高まり,中国電力のさらなる成長を支える柱の一つと言っても過言ではありません。