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登録有形文化財(建造物)
平作原発電所
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平作原発電所の歴史

■ 概 要

平作原発電所本館 平作原発電所本館
[建造物概要]
発電所本館(はつでんしょほんかん)
建設年代 昭和3(1928)年
構造 鉄筋コンクリート造2階建,建築面積338m²,
放水路付 1棟
所有者 中国電力株式会社
恩原ダム 恩原ダム
恩原ダム(おんばらだむ)
〔恩原貯水池堰堤(おんばらちょすいちえんてい)〕
建設年代 昭和3(1928)年,昭和27(1952)年嵩上
構造 バットレス式鉄筋コンクリート造堰堤,
堤長94m,堤高24m,1基
集水面積 9.25km²
総貯水量 1,853,300m³
所有者 中国電力株式会社
ダム水路式発電所 【ダム水路式発電所】
ダム式と水路式を組み合わせたもので,ダムによってつくられた落差と水路によって得られる落差とを合わせて利用する発電方式です。
[発電所概要] 平成23年3月31日現在
水系河川 吉井川水系 吉井川,遠藤川,遠藤原川
発電開始年月 昭和3(1928)年2月
発電所形式 ダム水路式
最大出力 2,900kW
最大使用水量 2.644m³/s
最大有効落差 143.64m

■ 沿革と歴史

 昭和3(1928)年,増大する岡山県内の電力需要に対応するため,鳥取県との県境に近い吉井川の最上流部に恩原ダム(恩原貯水池堰堤)を建設し,貯えた水を用いる平作原発電所が運転を開始しました。中国電力に現存するダム水路式発電所としては,大正13(1924)年に運転を開始した錦川第一発電所(山口県周南市)に次ぐ歴史を有しています。また,恩原ダムの建設にあたっては,山奥のため建設材料の運搬が難しかったことから,重力ダムと比較してコンクリートの使用量が少なく,セメントの運搬に有利で,工費が安く,工期も短いというメリットがあるバットレス形式を採用しました。
発電所本館,恩原ダムなど10施設※は,わが国の水力発電の歴史を知る上で貴重な建造物であり,国土の歴史的景観に寄与しているなどとして,平成18(2006)年11月,国の登録有形文化財に登録されました。なお,恩原ダムは,国土交通省の近代土木遺産にも指定されています。

地図

[建設当時から現在までの変遷]

平作原発電所年表
昭和3年2月
(1928)
中国合同電気が平作原発電所(出力1,800kW)の運転を開始。
昭和5年9月
(1930)
中国合同電気は,出力を1,100kW増加し,合計2,900kWとする。
昭和16年5月
(1941)
中国合同電気と山陽中央水電の合併により山陽配電が発足。平作原発電所を山陽配電へ移管。
昭和17年4月
(1942)
日本発送電への第2次統合により,山陽配電は平作原発電所を日本発送電へ移管。
昭和26年5月
(1951)
中国配電と日本発送電の合併により中国電力が発足。平作原発電所を中国電力へ移管。
平成18年11月
(2006)
国土の歴史的景観に寄与しているもの,再現することが容易でないものとして,
国の登録有形文化財に登録。

■ 現  在

 発電所には社員は常駐せず,津山制御所で遠隔操作しており,月2回,巡視のため発電所に出向いています。
恩原ダム(恩原貯水池堰堤)では,毎月,コンクリートの目視点検および漏水測定等を行い健全性を確認しています。また,10年に 1回,コンクリートの健全性調査を実施しています。

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