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歴史的電力遺産 近代の産業遺産を未来に…
登録有形文化財(建造物)
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入発電所の歴史

■ 概 要

入発電所本館 入発電所本館
[建物概要]
発電所本館(はつでんしょほんかん)
建設年代 大正9(1920)年
構造 木造平屋建,銅板葺,建築面積189m²,1棟
所有者 中国電力株式会社
水路式発電所 【水路式発電所】
河川の上流に取水堰をつくって水を取り入れ,この水を緩い勾配の水路により下流まで導き,河川との間に落差を得て発電する方式です。
[発電所概要] 平成23年3月31日現在
水系河川 吉井川水系 吉井川
発電開始年月 大正9(1920)年5月
発電所形式 水路式
最大出力 1,600kW
最大使用水量 8.348m³/s
最大有効落差 26.37m

■ 沿革と歴史

 大正9(1920)年,産業の発達により電力需要が増大していた岡山県南部に送電するため,岡山県北部の吉井川水系において,入発電所が運転を開始しました。
吉井川水系では,明治末期の井坂発電所,大正初期の羽出発電所に次いで建設された水力発電所ですが,井坂および羽出発電所はともに現存していないため,この水系では最古の発電所として運転しています(岡山県内でも現存する最も古い水力発電所です)。
発電所本館など3施設※は,わが国の水力発電の歴史を知る上で貴重な建造物であり,国土の歴史的景観に寄与しているとして,平成18(2006)年10月,国の登録有形文化財に登録されました。

※国の登録有形文化財に登録されているのは,発電所本館のほかに,水槽(すいそう),鉄管路擁壁および本館擁壁(てっかんろようへきおよびほんかんようへき)があります。

[建設当時から現在までの変遷]

入発電所年表
大正9年5月
(1920)
吉井川電力が入発電所(出力700kW)の運転を開始。
大正15年3月
(1926)
山陽中央水電が吉井川電力を合併。入発電所を山陽中央水電へ移管。
昭和10年2月
(1935)
山陽中央水電は,出力を900kW増加し,合計1,600kWとする。
昭和16年5月
(1941)
中国合同電気と山陽中央水電の合併により山陽配電が発足。入発電所を山陽配電へ移管。
昭和17年4月
(1942)
中国配電が発足。山陽配電は入発電所を中国配電へ移管。
昭和26年5月
(1951)
中国配電と日本発送電の合併により中国電力が発足。入発電所を中国電力へ移管。
平成18年10月
(2006)
国土の歴史的景観に寄与しているものとして,国の登録有形文化財に登録。

■ 現  在

 発電所には社員は常駐せず,津山制御所で遠隔操作しており,月2回,巡視のため発電所に出向いています。

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