Energia 中国電力

歴史的電力遺産 近代の産業遺産を未来に…
王泊ダム
  • 王泊ダムTOP
  • 王泊ダムのみどころ

王泊ダムの歴史

■ 概 要

王泊ダム 王泊ダム
建設年代 昭和10(1935)年,昭和34(1959)年嵩上げ
構造 重力式コンクリート造
堤長155.00m,堤高74.00m,1基
集水面積 123.7km²
総貯水量 31,100,000m³
所有者 中国電力株式会社

■ 沿革と歴史

 広島県西部を流れる太田川は,中国地方の河川としては流量,落差ともに恵まれており,電力の消費地にも近接していたため,明治後期から水力発電の開発が進められ,次々と発電所が建設されました。
太田川水系における最初のダムである王泊ダムは,下山発電所(当時の出力15,000kW)などに発電用水を供給するため,昭和10(1935)年,広島電気により建設されました。
中国電力は,昭和20年代後半からの電力需要の急増に伴い,滝山川発電所の建設を計画しました。また,王泊ダムは流れ込む水量に比べ貯水量が十分でなく,相当量の水を放流しており,水資源の有効活用を図るため,ダムを嵩上げすることにしました。
ダムの嵩上げは滝山川発電所建設計画の一環として,昭和31(1956)年10月に着工し,34(1959)年4月に竣工。ダムの高さを63.5mから10.5m嵩上げしたことにより,貯水池の有効貯水量は従来の2倍(2,610万m³)となりました。この水を利用した滝山川発電所は中国地方の水力発電所(揚水式を除く)で最大の出力(51,500kW)です。
ダムの本格的な嵩上げは,わが国初の試みであり,水を貯めた状態で発電しながらダムを嵩上げする工法は世界でも珍しく,昭和33(1958)年にニューヨークで開催された第6回国際大ダム会議でも高く評価されました。

[建設当時から現在までの変遷]

王泊ダム年表
昭和10年7月
(1935)
広島電気が王泊ダムを建設。 嵩上げ工事の状況
嵩上げ工事の状況
昭和16年10月
(1941)
広島電気は王泊ダムを日本発送電へ移管。
昭和26年5月
(1951)
中国配電と日本発送電の合併により中国電力が発足。王泊ダムを中国電力へ移管。
昭和31年10月
(1956)
王泊ダムの嵩上げ工事を着工。
昭和34年1月
(1959)
滝山川発電所(出力51,500kW)の運転を開始。
昭和34年4月
(1959)
王泊ダム嵩上げ竣工。わが国で初めての本格的なダム嵩上げ。

工事は電力需給や経済上の理由により,ダムに水を貯めた状態で下流面に新しく嵩上げコンクリートを打ち込みました。

■ 現  在

 王泊ダムでは,週1回のコンクリートの目視点検および月1回の漏水測定等により健全性を確認しています。

  • マップから探す
  • リストから探す

歴史的電力遺産

  • お近くの中国電力はこちら
  • 中国電力の取り組み