「便利になった時代だからこそ、自然の恵みを見直したい」女将の寺谷節子さんはそう考えて、山菜料理店を始めました。川のせせらぎや、鳥のさえずりが聞こえる自然の中で、採れたての山菜や、手作りの食材を使った料理を食べてもらい、そのことでお客さんに、手仕事のぬくもりや、自然の安らぎを感じてもらえたなら、それが一番嬉しいことだそうです。
お豆腐屋さんの楽粹(らくすい)では、智頭町までお豆腐を買いにこられるお客さんが、気軽に食事のできる場所を作ろうと、ラーメン店を始めました。店内に湯葉の加工場があることから、もっと湯葉に親しんでもらう方法はないかと、試行錯誤の後に完成したのが、湯葉をたっぷり使った「生湯葉あんかけラーメン」。いまでは、一番人気の商品になっています。
石谷家住宅は、地主、資本家、そして政治家としても活躍した石谷伝四郎が、大正8年から約10年の月日をかけて、作り上げた大規模な木造家屋です。古屋敷や蔵を廊下でつなぎ、武家屋敷のように塀で大きく取り囲む構えが目を引きます。なによりも敷地3000坪、部屋数40余り、そして7棟の土蔵を持つという大規模な邸宅こそが、当時の石谷家をしのばせ圧巻です。
福本昭夫さんは、智頭町出身の映画監督西河克己さんの映画記念館が設立されたときにも、中心になって活動したほどの映画好き。収集した映画のポスターや衣装、小道具などを自宅の工房で公開しています。同時に、これまで集めてきた智頭町の古い道具も一緒に公開しています。町内で使われてきた道具を目にすることで、町の歴史や生活をもっと身近に感じてもらいたいという思いから、壊れているものは、自分で修理してから展示するそうです。
板井原(いたいばら)を訪れてくれた人に食事が出せたらと、原田巌さん、伸子さん夫妻が自宅を改造し、昨年の6月に食堂をオープンしました。メニューは、昔ながらの薪を使って炊くご飯に、山菜を中心にしたおかず。山間の素朴な料理を楽しむことができます。ご飯は、天日干ししたコシヒカリを2昼夜、水車小屋で精米したものを使っていますから、米の甘みが生きてます。羽釜の底にできる「おこげ」も好評です。
鳥取県八頭郡智頭町智頭1802-1TEL : 0858-75-0122 1泊2食(2名1室):11,550円~食事:昼食 3,500円~ 夕食 4,000円~ (サービス料、消費税別) 「玄関や客室に使われている杉材が、すごいですよ~。」
『山菜料理 みたき園』みたき園の皆さん
『らーめん吉芳』らーめん吉芳の皆さん
福本昭夫さん
『火間土』板井原の皆さん