明治後期から奥津温泉に伝わる風習「足踏み洗濯」。町を流れる吉井川のほとりに湧く温泉で洗濯物を洗っています。洗濯機の普及した今でも洗濯場で「足踏み洗濯」を続ける家庭は少なくないそうです。片田京子さんが会長を務める「足踏み洗濯保存会」は、この風習を町の名物として守ろうと活動しています。姉さんかむりに赤腰巻き姿で歌に合わせて洗濯する姿は別名「洗濯ダンス」と呼ばれ、観光客にも人気(日祝日の朝8時半から15分間行われています)。冬の間(12月中旬から3月上旬まで)はお休みですが,雪どけの季節を迎えると、歌に合わせて踊る姿を見ることが出来ます。
奥津温泉街で「民宿 瀬音」を営む難波雄二郎さん。自慢の露天風呂は22年前に手作りしたもので、完成までに5年かかりました。この露天風呂には日頃の疲れを癒してほしいという難波さんの思いが込められています。また、狩猟が解禁となる11月中旬から春までは、難波さんが山で穫った猪や山鳥の料理をいただくことができます。山間を流れる吉井川のせせらぎを聞きながら、自家製の野菜やキノコをぜいたくに使った季節料理を味わうのも格別。将来は露天風呂のほかにもう一つ、展望風呂を作るのが難波さんの夢だそうです。
古民家専門の建具屋「浅山建具工芸」を営む浅山鉄夫さんは大の魚好き。過去に鯉の養殖で失敗しましたが、4年前から「なまず」の養殖に取り組んでいます。この夏水温の急激な変化から1万5千匹のなまずを全滅させてしまいましたが、改めてなまずの養殖を再開。これからの成功を祈願し「なまず神社」を製作しました。今は町内のイベントでなまずの稚魚を使った「なまずすくい」を開催していますが、いずれはなまずを食文化として地域に根付かせ、ふるさとの名物に育てたいそうです。
鏡野町の北部、上斎原(かみさいばら)にある「四季の里」。平日はクマザサや黒文字など、野草からお茶を作っていますが、土日祝日だけはラーメン屋さんとして営業しています。もともとラーメン好きなご主人の片田秀二さんが、食べ歩きに行けないのなら自分でやるしかないと考え、独学でラーメンを作り始めたことがきっかけでした。しかし最初は試行錯誤の連続。とても食べられたものではなかったそうです。それが今では地元の人に愛されるラーメン屋へと成長しました。休みの日だけの特別ラーメンですが、雪の季節は休業するそうです。
苫田郡鏡野町奥津196-5TEL :0868-52-0016【貸し切り露天風呂】・・1000円(30分)「広くてとってもきれいな露天風呂が貸し切れるなんて、最高ですね★」
『奥津温泉名物 足踏み洗濯』足踏み洗濯保存会の皆さん
『山の男のこだわり民宿』難波さんご夫妻
『建具屋さんの養殖なまず』浅山さんご夫妻
『お茶屋さんはラーメン屋さん?』片田さんご夫妻
『(有)四季の里 片田エージェンシー(お茶屋のラーメン店)』TEL : 0868-44-2629営業時間:11:00~スープまたは材料がなくなり次第終了。定休日:土日祝のみ営業