Energia 中国電力

安全性

プルトニウムの使用

プルトニウムを発電に使用することは新しいことではありません

現在もプルトニウムが発電に役立っている

  現在のウラン燃料でも,運転中にウランプルトニウムに変化し,その一部は燃料として核分裂しており,発電量の約30%がプルトニウムによってつくり出されています。
  MOX燃料を使用した場合には,燃料の中に最初からプルトニウムが入っているので,プルトニウムによる発電の割合が約50%程度になりますが,原子炉の特性への影響は小さいものです。

  現在でも,中国電力で作っている電気の約3%はプルトニウムによって発電されたものです。

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MOX燃料の構造や特性

MOX燃料の構造や運転方法はウラン燃料と同じで,安全に運転できます。

MOX燃料の構造や運転方法はウラン燃料と同じ

  MOX燃料の基本構造はウラン燃料と同じです。違いは「ウラン燃料」はウラン,「MOX燃料」はウランとプルトニウムを焼き固めたものを使用するということだけです。したがって,MOX燃料を使用しても運転方法は今までのウラン燃料と同じです。

  原子力発電所で使うMOX燃料はウランとプルトニウムを陶器のように焼き固めて「燃料ペレット」という形にし,さらに被覆管という金属の管に閉じ込めているので,運転中にウランやプルトニウムが外部に放出されることはありません。

MOX燃料の特性は把握済み

  MOX燃料とウラン燃料を比較すると,その特性には多少差があります。しかしながら,その差の程度やそれが及ぼす影響の程度は,今までのデータや知見により把握されています。
  例えば,MOX燃料を使うとウラン燃料を使った時に比べて,原子炉をコントロールする「制御棒」の効きが若干低下する場合がありますが,もともと制御棒の能力には十分な余裕があるうえ,適切な燃料配置を行うことにより,運転には全く問題ありません。

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MOX燃料の使用実績

プルサーマル(MOX燃料の使用)は国内外で豊富な実績があり,安全性が確認されています。

プルサーマルは世界各国で40年以上も前から行われている

  ドイツ,フランス,ベルギーなど,海外では1960年代から約40年以上にわたってプルサーマルが行われており,今でも安全に運転を続けています。また,国内の原子力発電所でも実施例があります。

  世界各国では2007年12月末現在で約6,000体のMOX燃料が使用されていますが,MOX燃料特有のトラブルはありません。

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国の審査

プルサーマルは事前に国の審査を受け,安全性が確認された上で実施します。

原子炉ごとに国が審査

  プルサーマルの安全性については,平成7年5月に原子力安全委員会において検討が行われました。その結果,既存の原子力発電所において,MOX燃料の割合が原子炉に使われる燃料の3分の1程度までなら,MOX燃料の特性はウラン燃料と大差が無く,従来のウラン燃料炉心と同じ設計・評価が可能であることが確認されています。また,プルサーマルを実施する際には,原子炉ごとに国の審査を受け,安全が確認されたうえで実施することとなります。