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ジャトロファ油を使用した発電実証試験の実施結果について~ 日本国内におけるバイオマス燃料適用に関する発電実証試験 ~

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EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

ジャトロファ油を使用した発電実証試験の実施結果について中国電力株式会社
~ 日本国内におけるバイオマス燃料適用に関する発電実証試験 ~

 当社エネルギア総合研究所は,再生可能エネルギーであるバイオマス資源の利用拡大に向けた取組みの一環として,国立大学法人 広島大学大学院 生物圏科学研究科 (以下「広島大学」),カンボジア工科大学※1と共同で,日本国内でのジャトロファ油※2を使用した発電の可能性を検証するため,平成23年11月から平成24年2月にかけて広島大学において実証試験を実施し,その結果,日本においてもジャトロファ油を発電用に使用できることを確認しました。

 当社および独立行政法人 産業技術総合研究所,株式会社広島環境研究所は,平成21年度から平成22年度にかけて,独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け,カンボジア工科大学,カンボジア国鉱工業エネルギー省と共同で,カンボジア国においてジャトロファ油を使用した発電試験運転(専焼・混焼)を行いました。(平成21年12月16日[PDF:538KB]平成22年10月5日お知らせ済み)

 その結果,ジャトロファ油は25℃以下では白色の沈殿が発生し,安定運転に支障が生じることを確認し,日本国内でジャトロファ油を使用するには燃料温度の低下を防止する対策が必要という課題があることが分かりました。

 今回,カンボジア国での発電試験の実績を基に,外気温が低下する11月から翌年2月にかけて燃料温度低下防止対策を行い試験運転した結果,燃焼ガス等の環境特性や発電効率などのデータからは運転に支障となる傾向は特段見られず,また試験中および試験終了後の機器のトラブルも発生しなかったことから,日本においてもジャトロファ油を発電用に使用できることを確認しました。

 当社は,今後もバイオマス利用技術関係の研究を継続し,CO2削減対策の先進的な技術開発に貢献してまいりたいと考えています。

以上

(※1)

 正式名称 INSTITUTE OF TECHNOLOGY OF CAMBODIA(学長:Dr. Om Romny)

(※2)

 ジャトロファの種子から精製したバイオマス燃料油。ジャトロファの正式名称は「Jatropha Curcas」。日本の生物学名は,「ナンヨウアブラギリ」。トウダイグサ科の中南米原産の落葉低木。
種子からは良質な燃料が得られるが,種子に毒性物質が含まれることから食料にできないエネルギー作物。
栽培地は肥沃な土壌である必要は無く,耕作放棄された場所で栽培できることから,安定調達が期待できる。