「無人航空機(ドローン)による災害等応急対策活動に関する基本契約」の締結について
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中国電力株式会社
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
「無人航空機(ドローン)による災害等応急対策活動に関する基本契約」の締結について
中国電力株式会社(広島市中区,社長:清水希茂,以下「中国電力」)と,株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(広島市中区,社長:熊谷 銳,以下「エネコム」)は,本日,「無人航空機※(ドローン)による災害等応急対策活動に関する基本契約」を締結しましたので,お知らせします。
※無線・有線による遠隔操縦またはコンピュータ制御により自律航行する無人機の総称
中国電力では,従来から,地震,大雨,雪害,台風といった災害等により送配電設備に被害が発生した際には,社員が直接現地に向かい,設備の被害状況を確認したうえで,復旧計画を作成してまいりました。
しかし,災害等の規模によっては,土砂崩れや倒木などで立ち入りが困難となる箇所が発生し,設備の被害状況の確認に時間を要することがありました。
本契約を締結することにより,立ち入りが困難な箇所についても,エネコムの持つ無人航空機(ドローン)とその知見を活用し,現地の様子を撮影・録画することができるようになります。これによって,設備の被害状況を早期にかつ正確に確認することができ,迅速な復旧につなげることができます。
今後は,平成31年3月末を目途に,本契約に基づき対応できる協力会社を増やし,現在は営業時間内としている対応可能時間を広げるなど,体制を強化するとともに,中国電力の事業所へリアルタイムで動画を配信したり,送配電線の復旧活動にも活用できるよう,実施内容の拡充を検討してまいります。
こうした取り組みにより,今後も電力の安定供給維持に努めるとともに,地域の皆さまのより一層の安全・安心の確保に向けて取り組んでまいります。
<基本契約の概要>
実施内容 | 無人航空機(ドローン)による空撮 |
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対象エリア | 中国電力サービス区域(首都圏を除く) |
対象設備 | 送配電設備(送電線,鉄塔,配電線,電柱など) |
業務内容 |
【中国電力】 ・飛行領域下の地権者情報の収集とエネコムへの連絡 【エネコム】 ・飛行領域下の地権者及び関係者・関係機関(自治体・県警・海保等)への許可・同意の取り付け ・ドローン飛行における国土交通省や公安委員会への申請手続きならびに通報 |
<使用する無人航空機(ドローン)の概要>
メーカー | 型式 | 主な仕様 | 写真 |
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自律制御システム研究所 | MS-06LA | 全長:113cm 高さ:36cm 飛行時間※:10分~25分程度 |
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自律制御システム研究所 | MS-06LL | 全長:140cm 高さ:75cm 飛行時間※:10分程度 |
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DJI | Inspire | 全長:42.7cm 高さ:31.7cm 飛行時間※:20分~25分程度 |
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DJI | Phantom3 Professional | 全長:38cm 高さ:19.5cm 飛行時間※:10分~25分程度 カメラ(4K)付き[取り外し不可] |
※飛行時の気象状況等により,飛行時間は異なります。
以上