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エネハク2006 坂口監督講演「一流を育てる」 (1)
2006年6月13日

6月8日,広島市で行われた「エネハク2006 いいことプラスエネルギア」において坂口監督の特別記念講演が行われました。講演の概要を3回にわたってお届けします。

「一流を育てる」 

20060613_top.jpg中国電力陸上競技部は平成元年に創部されました。創部当初のチームの目標は中国駅伝に出場すること。平成2年,3年と中国駅伝に出場しました。しかし結果は2年連続19位。高校生にも負けるようなチームでした。当時は定時まで仕事をして,終業後,中央公園の灯りを頼りに練習しました。20時半頃にはその灯りも消え,その後は月明かりを頼りに練習しました。私は平成2年に中国電力陸上競技部のコーチとなり,平成4年に監督になりましたが,もし創部当初(平成元年~3年)のこの頃に,このチームがなんとかなると思う人がいたとしたら,それはよほど楽観的な人だろうと思います。この時期のチームは,その先どうなるかわからない,全く先行きの見えない状況でした。

平成4年,この状況を変えなければ部がもたないと思い,私は部長と一緒に社長に会って,「私たちは全国で闘いたい,全国で闘えるチームにしたい,そのためにはこんな環境が必要です」とお願いしました。そうしたところ,社長から「よし,やりなさい」と快諾いただき,状況が変わり始めました。選手の意識改革は大きな課題でしたが,部を取り巻く環境も変わってきて,選手の意識も次第に変わり始めました。選手は本能的に強くなりたいという思いを持っています。この年チームは中国実業団駅伝で一気に2位になり,全国への道が開けました。ニューイヤー駅伝では初出場で13位になりました。池田,五十嵐らの選手も大きな役割を果たしてくれました。

その後,平成9年頃までの時期は,ニューイヤー駅伝で入賞圏内に入れるようになりました。ニューイヤー駅伝への出場が叶わなかった頃には,一生ニューイヤー駅伝には出られないかもしれないと思うこともありました。平成4年以降ニューイヤー駅伝に出場できるようになっても,この頃には,旭化成やヱスビー食品などには絶対に手が届かないだろうと思っていました。こちらも前進はしているのですが,その時には相手はもっと先に行っているのです。平成9年頃まではうちのチームはこのくらいのチームなのだろうなという一応のイメージは持っていましたが,勝負の世界にいて負けるのは悔しいものです。できる人たち,優勝するチームを作れる人たちがいるわけですから。それでも,今やっていることが正しいのであればただひたすら前に進むしかないと思ってやっていました。

次に展望が開けてきたのは平成10年度でした。内冨選手のバンコクアジア大会での金メダル獲得,そして,福岡国際マラソンでの五十嵐選手の初マラソン日本歴代2位のタイムでの入賞。そして川久保選手の防府マラソンでの活躍。この年ニューイヤー駅伝では3位に入賞しました。嬉しかった。一生懸命やっている時にbreakthroughというか,何か開けてくるというか,そんな気持ちでした。3位は夢でしたから。
ただ,その翌年のニューイヤー駅伝ではまさかの23位。チームが悪いときには何か悪い予感があるものです。思い起こせばこの時も悪い予感はありました。何かがちぐはぐになっていたのです。しかしここが勝負どころだと思いました。そのまま低迷してしまうと,二度と上位には入れないと思いました。そこで次の年には,何としても3位くらいに戻したいと思いました。そうして翌年,なんとか3位に戻ることができました。

平成13年から世界への挑戦が始まりました。これまでチームは中国地方出身の選手ばかりでしたが,この年,福島県出身の佐藤敦之選手が早稲田大学からチームに加わり,チームが活性化しました。佐藤選手は,ただ強くなりたい,世界で闘える選手になりたいという気持ちだけで入ってきたのです。その後チームはニューイヤー駅伝で準優勝,翌年は3位,そしてその翌年には優勝を果たしました。駅伝の力が上がってくると同時に,世界の舞台へと活躍の場は広がっていきました。

ところで,駅伝というものについて,私は長い間,7人で走るのであれば,この7人の力というのは,1+1+・・1で7になるのだと思っていました。ところが指導者になって何年か経てわかってきたのですが,これが7にならないこともあるのです。駅伝で大切なことは,選手全員が「心を一つにする」ということです。心が一つになっていないと,1+1+・・=7にならないこともあるし,逆に心が一つになれば8か9になることもわかってきました。良い時というのは,選手が自分の役割をよくわかっていてその役割を果たします。役割には,例えば,メインの区間やつなぎの区間などいろいろあり,それぞれ異なるのですが,自分の役割を理解し,チームの気持ちが一つにまとまった時にほんとにたすきがつながった良い駅伝ができるのです。

(つづく) *「一流を育てる」(2)は,6月20日にお届けする予定です。




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