ランナーズ・ブログ[中国電力陸上競技部]
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謙虚な皇帝ハイレ・ゲブレシラシエ
2006年12月12日

福岡国際マラソンで,皇帝ゲブレシラシエが初めて日本のマラソンを走りました。レース前,マスコミ関係者から「尾方選手が優勝できる可能性はあるか」と聞かれ,私は「それはおとぎ話やファンタジーの世界だ」と答えました。実際彼の調子が悪かったからそう言ったわけではありません。例え,絶好調でも同じことを言いました。レース後,日本人選手たちは,ゲブレシラシエ選手の走りを「まるでジョギングのようだった」と言っていました。それくらい次元が違うのです。

今年のロンドンでも彼と一緒だったのですが,福岡で改めて感じたのは,皇帝は謙虚だということです。私は他にも世界選手権,オリンピック,海外レースなどで,アテネ金メダリストのバルディーニ選手,世界選手権2連覇のガリブ選手(今回福岡で3位)ら世界のトップランナーがレースに臨む姿勢などを,間近で見る機会が何度もありました。共通して思うことは,彼らは皆謙虚だということです。

BBCが制作した,ゲブレシラシエ選手の番組の中で,農作業に励む父の傍ら,彼は赤銅色の荒地を,まるで飛ぶように走っていました。左腕を巻き込む腕振りは,教科書を抱えて学校に通った名残だといいます。皇帝と呼ばれるようになっても,貧しい時代を忘れていない,レースで走ったらまた何人かを食べさせることができると思うんだとも。

次元の違う走りとともに,その人間的魅力が,皇帝と呼ばれる所以なのでしょう。

さて,次元が違う話なのですが,「中国電力陸上部は,なぜ強くなったのか」が発売中です。是非ご一読ください。 (坂口泰)

(本の紹介)
当社陸上部は1990年,当時,広島県内で行われていた中国駅伝に出場することを目的に創部されました。翌年には同駅伝に初出場,高校生のチームにも負けました。その翌年は,高校生のチームには負けなかったものの,実業団のトップチームからは20分近く遅れてゴールしました。当然ニューイヤー駅伝には出場することはできませんでした。

それから十数年,2004年には,ニューイヤー駅伝初優勝。油谷選手がエドモントン,パリ世界陸上,アテネオリンピックのマラソンで3大会連続5位入賞,ヘルシンキ世界陸上では尾方選手が銅メダルを獲得しました。

暗い公園で,月明かりを頼りに練習していた日々。出ると負けるレースの連続。ニューイヤー駅伝に出場を決めたときの嬉しさ。なかなかトップチームに追いつけないもどかしさ。世界の舞台に立ったときの喜び。本書には多くの思いとともに,一ローカルチームから,世界のトップランナーが育つまでの過程がノンフィクションで描かれています。

[スタッフ注]
 書籍「中国電力陸上部は,なぜ強くなったのか」の出版のご案内はこちらをご覧ください。




皆さまからのコメント

やはり、アフリカ勢の走りは格段違いますね。これからべケレ選手がマラソンを走ると、2時間3分台の世界になりかねないです。日本の御家芸のマラソンの火を消さないように頑張ってください。僕個人的には尾方選手が好きです。世界選手権での銅メダルはかすかな
勇気をくれました。いつもテレビを観ていて、35キロから日本選手がいないので落ち込むことが多い今日この頃です。昔の瀬古選手のようなみんなに生きる勇気を与えてくれる選手が出てくる事を期待しています。

投稿者 和田 : 2008年3月12日 15:17

趣味でマラソンをしており大会にもよくエントリーしていますが、マラソンの良い所は世間のしがらみに関係なく裸の付き合いができるところだと思います。私がゲブレシラシエを尊敬しているのは彼が不動産業をビジネスにしている理由です。「パンは一人で食べるよりもみんなで食べた方がおいしい」と言って、同朋に仕事を与えるためなのです。日本のスポーツ選手は、練習一筋で世間知らずな人間が多く(最近は大分違ってきましたが)、監督やコーチもそのような指導しかしない者が多かったと思います。勝負しか考えないスポーツばかではあってはならないと思います。スポーツの目的は心技体の揃った人格の形成であり、スポーツの専門家は、スポーツすばらしさを通じて国民に貢献するのが務めだと思います。そうであってこそ国民の支持を得られるのだと思います。

投稿者 鶴見 : 2008年5月30日 05:53


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