新小野田発電所の概要
出力 | 運転開始 | 燃料 | |
1号機 | 50万kW | 1986年(昭和61年)4月 | 石炭 |
2号機 | 50万kW | 1987年(昭和62年)1月 | 石炭 |
■発電所紹介
新小野田発電所は,1986年(昭和61年)に完成した,石炭を燃やして電気を作る火力発電所で,ベースロード電源として稼働しています。
新小野田発電所は,1986年(昭和61年)に完成した,石炭を燃やして電気を作る火力発電所で,ベースロード電源として稼働しています。
発電する電気は,1・2号機あわせて100万kWで,山口県内で使われる電気の約60%をまかなえる大きさです。
新小野田発電所は,環境保全には万全な対策を講じており,敷地約29万平方メートルのうち,約25%は常緑樹を主体とした緑地にしている他,特に,石炭を燃やすことにより発生する窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx),ばいじんは徹底的にとり除いています。
また,地球温暖化防止に向けた取り組みの一環として,二酸化炭素の排出量を削減する目的で,2007年(平成19年)8月からは木質チップを,2020年(令和2年)8月からは木質ペレットを利用して木質バイオマス混焼発電を行っています。
■新小野田発電所のシンボル「ハヤブサ」について
日本で初めて人工の巣箱で繁殖する「ハヤブサ」についてご紹介します。
1994年(平成4年)絶滅危惧種に指定されている「ハヤブサ」が煙突にあったカラスの巣材を使って繁殖していることを発見しました。
野鳥の会の方々の提案もあり2000年(平成12年)に200mの煙突の2箇所に巣箱を設置したところ,翌年には地上50mに設置した巣箱の中で繁殖していることを確認,以降毎年2~3羽の雛が孵っています。
親鳥は毎年3月頃に巣箱にやってきて,4月頃に雛が孵り,5月頃に巣立っていきます。