この広報紙は、植物油インキで印刷しています。4※原子力の安全性向上を目指し、新たな安全メカニズムを組み込んだもの。写真提供:リサイクル燃料貯蔵(株)2024年11月に事業を開始したリサイクル燃料備蓄センター(青森県むつ市) 本年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画について、先月号では見直しの概要についてご紹介しました。今回はこのうちの原子力政策について詳しくご紹介します。●安全性の確保を大前提に「必要な規模を持続的に活用」と改めて記載されるとともに「可能な限り依存度を低減」が削除され、「再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用する」方針が明確化されています。●地域の産業や雇用の維持・発展に寄与し、地域の理解が得られるものに限り、同一事業者の既設の原子力発電所内での次世代革新炉(※)への建て替えを対象に具体化を進める方針が示されています。 また、その他の開発などは、今後の状況を踏まえて検討していくとされています。●使用済燃料について、再処理するまでの間、貯蔵する能力の拡大が重要であり、原子力発電所の敷地内外問わず、新たな地点の可能性を幅広く検討しながら、「中間貯蔵施設や乾式貯蔵施設等の建設・活用を促進する」ことが記載されています。●「中間貯蔵施設等に貯蔵された使用済燃料は六ヶ所再処理工場へ搬出するという方針」のもと、そのために必要となる同工場の安全性を確保した安定的な長期利用を進める方針が新たに明記されています。【473号】令和7年5月発行 発行所・〒742ー1403 山口県熊毛郡上関町大字室津288ー13中国電力(株) 上関原子力発電所準備事務所 ☎(0820)62ー1111第7次エネルギー基本計画について②第7次エネルギー基本計画について②原子力の位置付け次世代革新炉の開発・設置使用済燃料中間貯蔵施設等の建設・活用
元のページ ../index.html#4