秋晴れとなった10月12日、上関地区に伝わる伝統的な秋祭り、竃八幡宮の大祭 「上関どんでん」が盛大に開催されました。当日は、神様の使いとされる乗り子を乗せた色鮮やかなどんでん(山車)を40人ほどの大人が担ぎ上げ、神輿とともに、賑やかに町内を練り歩きました。 お昼12時過ぎ、4人の乗り子を乗せたどんでんが福浦を出発してお祭りが始まります。海岸沿いを通り、約30分かけて上関町役場前の路地に到着したところで、大人たちが乗り子を肩に乗せ、竃八幡宮に移動しました。 午後1時頃から、竈八幡宮の拝殿内で神事が執り行われます。終了後、拝殿から神輿が出され、神官らとともに待機していたどんでんに合流。乗り子はお祭りの間、地面に足をつけない習わしのため、大人たちの肩に乗り、再びどんでんへ戻りました。 ついに、神輿と乗り子が乗ったどんでんの巡行が始まりました。乗り子の「どんでんよいやさー」という元気な掛け声と太鼓の音が町内に響きわたります。途中2カ所の御旅所(神輿が巡行の途中で休憩する場所)では、神事、巫女舞も行われました。 一連の祭事が終了した後は、恒例のビンゴ大会や□まきが行われ、参加者、見学者が一緒になって秋祭りを満喫する光景が見られました。 お祭りを主催した、かまどがせき会の石原さんは「乗り子も担ぎ手も減って、お祭りの開催が難しくなってきた中、多大な協力をいただいた関係者や町民の皆さまに感謝します。上関にとって歴史ある大切なお祭りなので、末長く続けていけるよう頑張ります」と話していました。竈八幡宮大祭 上関どんでんかまどトピックスTOPICS2
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