島根原子力発電所2号機,3号機における不適切な行為が行われた製品納入に関するプラントメーカからの報告について
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中国電力株式会社
島根原子力本部
島根原子力発電所2号機,3号機における不適切な行為が行われた
製品納入に関するプラントメーカからの報告について
当社は,昨日,日立GEニュークリア・エナジー株式会社から,島根原子力発電所2号機,3号機(以下,島根2,3号機)に納入された部品について,三菱マテリアル株式会社の子会社である三菱電線工業株式会社(以下,三菱電線工業)による不適切な行為が行われたものがあったとの報告を受けました。
報告によると,島根2号機の制御棒を駆動する際に使用する電磁弁※1に,三菱電線工業製のシール材※2が組み込まれており,これらの一部の検査記録について,同社がデータの書き換えを行っていたとされています。 また,島根3号機の同電磁弁についても,データの書き換えが行われていた可能性があるとされています。
当該製品については,三菱電線工業の社内規格を満足させるためにデータの書き換えがなされたもので,JIS規格に基づく当社の要求仕様を満たしていることを確認していることから,機能・性能上の問題はありません。
現在,三菱電線工業以外に,島根原子力発電所に不適切な行為が行われた製品が納入されたとの報告は受けておりません※3が,引き続き,不適切な行為が行われた製品の納品有無について確認を行い,適切に対応してまいります。
※1 電磁石の吸引力を利用し,空気を止めたり流したり,流れの方向を切り替える弁。
※2 主にゴムを素材とした油・水・空気などの漏れ止め用部品。
※3 島根3号機の制御棒駆動系のスクラム弁に組み込まれている三菱電線工業製のOリング1個について,同社の素材検査における判定基準が誤っていたことにより,当社の要求仕様よりもわずかに硬い仕様である可能性があったことを確認しており,今後,念のため取り替えを行うこととしている(平成30年3月7日お知らせ済み)。
以上