当社は、本日、島根原子力発電所２号機における高経年化対策に係る原子炉施設保安規定^※１変更認可申請の補正書を原子力規制委員会に提出しました。

　島根原子力発電所２号機については、高経年化技術評価^※２を実施するとともに、長期施設管理方針^※３を策定し、2018年2月7日に当該管理方針に係る原子炉施設保安規定変更認可申請を行っています。（同日お知らせ済み）

　今回の補正では、2021年9月15日に原子力規制委員会から受領した原子炉設置変更許可や現在審査中の工事計画認可申請の内容等を踏まえ、改めて高経年化技術評価を実施するとともに、長期施設管理方針を変更しました。

＜主な補正内容＞

　・原子炉設置変更許可における基準地震動や基準津波等を評価に反映

　・申請以降に新たに設置することとなった安全対策設備を追加評価

　・長期施設管理方針を２項目から１項目に変更

　なお、このたびの評価においても、運転開始後30年目以降も、定期的な保全活動を継続して実施することで、島根原子力発電所２号機の安全を確保する上で重要な　　機器・構造物の健全性が維持できることを確認しています。

　当社は、日常的な施設管理に加え、長期施設管理方針に基づく施設管理を着実に実施し、島根原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

　※１　原子力発電所の運転管理に係る体制や手順など、保安のために必要な運用に関する事項を規定したもの

　※２　原子炉施設の安全を確保する上で重要な機器および構造物等に発生しているか、または発生する可能性のあるすべての経年劣化事象の中から、高経年化対策上着目すべき経年劣化事象を抽出し、これに対する機器･構造物の健全性について評価を行うとともに、　現状の施設管理が有効かどうかを確認し、必要に応じ、追加すべき保全策を抽出すること

　※３　高経年化技術評価結果から抽出された、現状の保全活動に追加すべき保全策をもとに、施設管理の項目および実施時期をとりまとめたもの（2018年2月7日時点は「長期保守管理方針」として策定）

以上