島根原子力発電所2号機における高経年化対策に係る原子炉施設保安規定変更認可申請の補正書の提出について

中国電力株式会社
島根原子力本部

島根原子力発電所2号機における高経年化対策に係る
原子炉施設保安規定変更認可申請の補正書の提出について

 当社は、本日、島根原子力発電所2号機における高経年化対策に係る原子炉施設保安規定変更認可申請の補正書を原子力規制委員会に提出しました。

 島根原子力発電所2号機については、高経年化技術評価※1を実施するとともに、長期施設管理方針※2を策定し、2018年2月7日に当該管理方針に係る原子炉施設保安規定変更認可申請を行っています。(同日お知らせ済み)
 本年2月28日、原子炉設置変更許可および当時の工事計画認可申請内容等を踏まえた補正を行っています(同日お知らせ済み)が、その後、工事計画認可申請内容の耐震評価等を変更した(本年6月22日お知らせ済み)ことを受け、今回の補正において、高経年化技術評価に反映しました。

主な補正内容

 ・復水ポンプ*3や原子炉補機冷却系熱交換器*4等の耐震評価について、工事計画認可申請内容と同様の耐震条件・評価手法に見直して再評価を実施

 このたびの評価により、島根原子力発電所2号機において運転開始後30年目以降も、定期的な保全活動を継続して実施することで、安全対策設備の健全性が維持できることを確認しています。

 今後も、日常的な施設管理に加え、長期施設管理方針に基づく施設管理を着実に実施し、島根原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

※1 原子炉施設の安全を確保する上で重要な機器および構造物等に発生しているか、または発生する可能性のあるすべての経年劣化事象の中から、高経年化対策上着目すべき経年劣化事象を抽出し、これに対する機器・構造物の健全性について評価を行うとともに、現状の施設管理が有効かどうかを確認し、必要に応じ、追加すべき保全策を抽出すること
※2 高経年化技術評価結果から抽出された、現状の保全活動に追加すべき保全策をもとに、施設管理の項目および実施時期をとりまとめたもの
※3 タービンで使用した蒸気を復水器で水に戻した後、再び原子炉へ送水するポンプ
※4 通常運転時にポンプ等の機器から発生する熱を、海水を利用して冷却する装置

以上