島根原子力発電所「津波防波壁設置工事」が令和6年度土木学会中国支部賞に選定されました
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中国電力株式会社
島根原子力発電所「津波防波壁設置工事」が
令和6年度土木学会中国支部賞に選定されました
当社は、島根原子力発電所の安全対策工事の一つとして実施した「津波防波壁設置工事」について、本日、公益社団法人土木学会中国支部から「令和6年度土木学会中国支部賞※」に選定されましたのでお知らせします。
「津波防波壁設置工事」は、東日本大震災の発生を踏まえた津波対策として、2011年6月に着工し、原子力規制委員会による新規制基準に係る審査や新たな知見等を踏まえた様々な改良(防波壁周辺地盤の液状化対策、防波壁境界部等の止水性向上対策、津波漂流物の衝突対策等)を経て、約13年後の2024年8月に完了しました。
当社としては、本工事が、東日本大震災をはじめとするこれまでの自然災害等から得られた新たな知見を集約し、他に類を見ない先進的な土木技術を採用して強固な土木構造物を構築したことが賞の選定につながったものと認識しています。
当社は、今後も引き続き、原子力発電所の安全性向上に向けた取り組みを着実に進めるとともに、我が国の土木技術全体のさらなる発展に貢献してまいります。
※公益社団法人土木学会中国支部が、土木分野の活性化および技術の向上を図ることを目的として、中国地方の土木技術の発展に貢献する優れた業績および業務に対し、個人・企業等を表彰するもの
<工事中の津波防波壁>

<工事完了後の津波防波壁>

<津波防波壁の諸元>
高さ | 海抜15m |
総延長 | 約1.5km |
強度 | 想定される最大の地震と津波に耐えうる設計 (鉄筋コンクリート製) |
(参考)想定津波高さ | 海抜11.9m |
以上