島根原子力発電所の「免震重要棟(仮称)」の設置について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所の「免震重要棟(仮称)」の設置について

 当社は,福島第一原子力発電所の事故を踏まえ,島根原子力発電所1,2号機における緊急安全対策を実施し,現在,更なる信頼性向上対策に取り組むとともに,建設中の3号機においても1,2号機と同様の安全対策を実施しています。

 このたび,安全対策の一環として,大規模地震等によって原子力発電所の事故が発生した場合の対応に,より万全を期すため「免震重要棟(仮称)」を発電所構内に設置することとしました。今後,詳細を検討し,平成26年度内に運用開始する予定です。

 当社は,引き続き安全対策に取り組むとともに,新たな知見にも適切に対応し,安全確保に万全を期してまいります。

※免震重要棟
 緊急時対策所機能を収容する免震構造(地震時の建物の揺れを低減するため基礎と建物の間に積層ゴム等の免震装置を設けて,地震のエネルギーが建物本体に直接伝わり難くした構造)の建物

1.免震重要棟の主要設備
    • 専用電源設備
    • 専用電源用燃料タンク,飲料水タンク
    • 放射性物質を低減する空調設備
    • 除染室等の放射線管理設備
    • 対策要員の収容スペース
    • 要員の長期滞在を考慮した休憩室・仮眠室
    2.建物規模

    地上3階建て程度,延べ床面積 5,000m2程度(予定)

    運用開始時期

    平成26年度内(予定)

    以上