島根原子力発電所における吊り下げ設置型の高圧遮断器に係る火災防護上必要な措置に関する実施計画の報告について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所における吊り下げ設置型の高圧遮断器に係る
火災防護上必要な措置に関する実施計画の報告について

 当社は,原子力安全・保安院からの「原子力発電所における吊り下げ設置型の高圧遮断器に係る火災防護上の必要な措置の実施等について(指示)」(平成23年5月31日付)を受け,本日,島根原子力発電所1,2号機における吊り下げ設置型の高圧遮断器に係る火災防護上必要な措置に関する実施計画について,国へ報告しましたのでお知らせします。
 これは,平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震による揺れで,東北電力株式会社女川原子力発電所1号機の高圧電源盤で火災が発生したことから,吊り下げ設置型の高圧遮断器の有無の確認,および同設備の更新や耐震架台の設置など火災発生を防止するための必要な措置の実施を求められていたものです。

【報告内容の概要】
プラント名 吊り下げ設置型高圧遮断器の
設置台数
火災防護上必要な措置
島根1号機 40台 27台
(常用交流高圧電源盤)
遮断器下部スペースに地震時の振れを低減するための固定架台を設置する。
[平成23年内に実施]
13台
(非常用交流高圧電源盤)
既に架台により固定されている遮断器および予備遮断器であるため,措置不要。
島根2号機 無し

 なお,現在建設中の島根原子力発電所3号機においては,吊り下げ設置型の高圧遮断器を設置していません。
 当社は,引き続き安全対策に取り組むとともに,新たな知見にも適切に対応し,安全確保に万全を期してまいります。

 ※「高圧遮断器」:電流を遮断する機能を持った電力用開閉器。

以上

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