島根原子力発電所3号機の制御棒駆動機構動作不良に係る原因調査結果と再発防止対策について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

島根原子力発電所3号機の制御棒駆動機構動作不良に係る
原因調査結果と再発防止対策について

 当社は,現在建設中の島根原子力発電所3号機における制御棒駆動機構(以下「CRD」という。)の動作不良について,本日,原因調査結果および再発防止対策をとりまとめましたのでお知らせします。

 島根原子力発電所3号機では,平成22年11月からCRDの据付調整を行っていたところ,一部のCRDにおいて,制御棒が一時的にスムーズに挿入できない事象を確認した(平成23年2月15日お知らせ済み)ことから,全てのCRDについて分解点検等を行うとともに,原因調査を進めてまいりました。
 このたび,動作不良の原因を特定し,再発防止対策を講じたうえで動作確認試験を実施した結果,同様の動作不良が発生しないことを確認しました。
 今後,CRDの動作に関する国の使用前検査を受検してまいります。

 なお,今後の建設工程(燃料装荷,営業運転開始時期)についてはお示しできる状況にありませんが,当社は,引き続き,福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全対策を確実に実施していくとともに,皆さまに安心していただける発電所となるよう努めてまいります。

※ 制御棒駆動機構(Control Rod Drive)
制御棒を炉心に出し入れするための装置

以上

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