島根原子力発電所安全系ケーブルの敷設状況等に関する調査結果について
- HOME
- エネルギー・環境・発電
- 原子力発電
- 島根原子力発電所安全系ケーブルの敷設状況等に関する調査結果について
-
中国電力株式会社
島根原子力発電所安全系ケーブルの敷設状況等に関する調査結果について
当社は,原子力規制委員会から電力各社に発出された「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設に係る対応について(指示)※1」(平成28年1月6日付)を受け,島根原子力発電所における安全系ケーブル※2の敷設状況等について,調査を行ってまいりました。
調査の結果,島根原子力発電所において不適切なケーブル敷設は確認されず,また,安全機能を有する設備に対して,安全機能に影響を与えるような工事が行われるおそれのある手順等になっていないことを確認し,本日,国に報告しましたのでお知らせします。
調査対象プラント
島根原子力発電所1号機,同2号機,同3号機
調査内容・結果
既存の安全系ケーブルの敷設状況について,以下の方法で,安全系区分間の分離※3
・中央制御室床下における分離バリア※4の調査(破損の調査等)〔2,3号機〕
・中央制御室床下までの敷設ルートにおける現場ケーブルトレイの調査〔共通〕
(異なる区分の安全系ケーブルが混在していないかどうか等)
また,品質マネジメントシステム※5について,手順書などの文書,工事実績,不適合事象の面から検証を行い,安全機能に影響を与えるような工事が行われるおそれのある手順等になっていないことを確認しました。
※1 東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された不適切なケーブル敷設と同様の事案が,他の原子力発電所でも確認されたこと等を踏まえ,系統間分離の観点から,安全系ケーブルの敷設状況等について調査を求められていたもの
※2 安全系ケーブル
原子炉緊急停止系や非常用炉心冷却系の制御を行うケーブル等
※3 安全系区分間の分離
安全機能を有する系統・機器を多重化するために,ケーブルの区分を分けて管理している
※4 分離バリア
ケーブルを敷設する際,異なる安全系区分を分離するために設置している金属板等
※5 品質マネジメントシステム
原子力安全確保のための業務を確実に実施し,実施した活動を監視・分析・評価して改善する仕組みを定めたもの
添付資料
- 別紙:東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所で確認された 不適切なケーブル敷設に係る対応に関する調査結果について [PDF:531.7 KB]