周波数調整に活用する電源等の公募開始について
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中国電力株式会社
送配電カンパニー
周波数調整に活用する電源等の公募開始について
当社は,電力広域的運営推進機関が定めた「送配電等業務指針」に基づき,平成28年度から,一般送配電事業者として周波数調整に活用する電源等の公募※1を実施しています。
電力広域的運営推進機関に設置された「調整力及び需給バランス評価等に関する委員会」における,これまでの検討結果を踏まえ,平成30年度に周波数調整に活用する電源等の公募を本日から開始しましたので,お知らせします。
※1 一般送配電事業者が系統運用に必要な調整力を確保することや,調整力を調達する際には,原則として,公募等の公平性・透明性が確保された手続きにより実施することなどが「送配電等業務指針」(平成29年9月変更認可)に規定されている。
1.公募により確保する電源等
- (1)電源Ⅰ周波数調整力(電源Ⅰ-a)
当社が入札によりあらかじめ確保する電源等で,常時,当社の指令にもとづく出力調整が可能な状態に維持し,専用線オンライン指令※2に応じて出力調整が可能な電源等(周波数制御機能の具備を必須とする。また,別途当社と電源Ⅱ周波数調整力に基づく契約を締結する必要がある)。 - (2)電源Ⅱ周波数調整力(電源Ⅱ-a)
余力がある場合に当社が利用可能で,専用線オンライン指令に応じて出力調整を行う電源等(周波数制御機能の具備を必須とする)。 - (3)電源Ⅱ需給バランス調整力(電源Ⅱ-b)
余力がある場合に当社が利用可能で,専用線オンライン指令に応じて出力調整を行う電源等(周波数制御機能の具備を必須としない)。 - (4)電源Ⅱ´低速需給バランス調整力(電源Ⅱ´)
余力がある場合に当社が利用可能で,専用線オンライン指令または簡易指令システム※3に応じて出力調整を行う電源等(周波数制御機能の具備を必須としない)。
※2当社の中央給電指令所から,専用線を用いた通信伝送ルートを通じて,直接的に電源等へ出力調整を指令すること。
※3専用線オンライン機能を有さない事業者との通信として,中央給電指令所から,セキュリティを確保した通信伝送ルートを通じて,事業者に運転を指令するシステム。
用途 | 周波数制御・需給バランス調整用 | 需給バランス調整用 | ||
指令方法 | 専用線オンライン | 専用線オンライン 簡易指令システム |
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電源Ⅰ | 電源Ⅰ-a | 電源Ⅰ-b | 電源Ⅰ´ | |
電源Ⅱ | 電源Ⅱ-a | 電源Ⅱ-b | 電源Ⅱ´ |
注)電源Ⅰのうち,電源Ⅰ-bおよび電源Ⅰ´は,電力広域的運営推進機関から示された電源Ⅰの必要量に関する考え方等を踏まえて必要量を検討した結果,ともに平成30年度の必要量がゼロとなったため,今回は募集を行いません。
2.募集要綱および応募方法等
(1)要綱概要・・・別紙のとおり。
(2)詳 細・・・当社ホームページをご参照ください。
注)平成29年8月8日~9月5日の間で実施した募集要綱案に対する意見募集への回答は当社ホームページに掲載しています。
また,公募に関する最新情報も掲載していますので,あわせてご参照ください。
アドレス:http://www.energia.co.jp/retailer/chousei/index.html
3.今後のスケジュール
電源Ⅰ 電源I周波数調整力(電源Ⅰ-a) |
電源Ⅱ 電源Ⅱ周波数調整力(電源Ⅱ-a) 電源Ⅱ需給バランス調整力(電源Ⅱ-b) 電源Ⅱ´低速需給バランス調整力(電源Ⅱ´) |
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入札募集 | 10/ 5~11/ 6 | 契約申込受付および契約協議 | 10/ 5~ |
落札候補者の選定 | 11/ 7~12月上旬 | ||
落札者決定,結果公表 | 12月上旬 | ||
契約協議 | 12月上旬~ |
以上
添付資料
- 別紙:募集要綱の概要について [PDF:136.7 KB]