日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場への入札における限界費用の考え方について

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お知らせ

中国電力株式会社

日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場への入札における限界費用の考え方について

 当社は,一般社団法人日本卸電力取引所(Japan Electric Power Exchange,以下「JEPX」)のスポット市場への入札における限界費用の考え方について,以下のとおり変更しますので,お知らせします。

 なお,本変更は,電力・ガス取引監視等委員会による確認等の準備が整い次第,適用します。

 1.変更内容

 当社は,JEPXスポット市場への入札において,余剰電力全量を限界費用ベースで売り入札することとしています。このたび,この限界費用の算定に係る燃料価格の考え方について,長期契約やスポット調達を組み合わせた価格から,スポット調達等追加的な調達を考慮した価格へ変更します。

 これにより,追加的な燃料調達価格が上昇した場合には当社のJEPXスポット市場入札価格も上昇し,下落時には当社のJEPXスポット市場入札価格も下落することとなります。

余剰電力の限界費用入札における燃料価格の考え方

変更前 変更後

長期契約やスポット調達の調達済みの加重平均価格

スポット調達等追加的な調達を考慮した価格

 2.変更理由

 当社は,長期契約に加え,スポット契約などを組み合わせることにより,安定的かつ機動的な燃料調達に努めています。

 一方,JEPXスポット市場への入札における限界費用において,スポット調達等追加的な燃料調達価格を考慮することは,市場に対し適切な価格シグナルを発信することにつながり,燃料制約や需給ひっ迫の回避・低減にも寄与するものと考えています。

 上記を踏まえ,余剰電力の限界費用入札における燃料価格の考え方を変更するものです。

以上