三隅発電所2号機ボイラ付属設備の温度上昇および発煙に係る原因と再発防止対策について
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中国電力株式会社
三 隅 発 電 所
三隅発電所2号機ボイラ付属設備の温度上昇および発煙に係る
原因と再発防止対策について
本年4月4日、当社三隅発電所2号機(所在地:島根県浜田市)において、試運転中に同建屋内のボイラ付属設備の温度が上昇し、発煙が確認されました(同日お知らせ済み)。
消防立会いのもと、原因調査を進めた結果、本事象は、負荷遮断試験※1後、ボイラへ石炭を送る配管内に残留した微粉炭にボイラ側の熱が伝わり燃焼したものであると判明しました。
このため再発防止対策として、負荷遮断後に当該系統を起動する際、堆積した微粉炭のパージ※2空気量を増やすこととしました。
なお、消防による本再発防止対策の有効性が確認されたことに伴い、当社は本日から2号機の試運転を再開します。
今後、再発防止に万全を期すとともに、営業運転開始に向け鋭意試運転に取り組んでまいります。
以 上
※1 負荷遮断試験:発電中の設備が緊急停止した場合の、設備の健全性を確認する試験
※2 パージ:配管内の残存物を空気の流れで除去すること
(参考)イメージ図