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玉島発電所の歴史
■ 概 要

[発電所概要] 平成27年3月31日現在 | |
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■ 営業運転開始 | 1号機:昭和46年3月 2号機:昭和47年4月 3号機:昭和49年6月 |
■ 最大出力 | 3機合計1,200,000kW |
■ 使用燃料 | 天然ガス・重油・原油 |
■ 敷地面積 | 約42万m²(甲子園球場の約11倍) |
■ 沿革と歴史
高度経済成長期,中国地方の電力需要は,瀬戸内臨海工業地帯を中心とした重化学工業の進展などにより大きく伸びていきました。当社は,電力需要の増加に対応するため,昭和30年代後半から大規模な電源開発に取り組みました。その一つとして昭和46(1971)年に運転を開始したのが,玉島発電所1号機(出力35万kW)。翌年の昭和47(1972)年には2号機(出力35万kW)が,3年後の昭和49(1974)年には3号機(出力50万kW)が運転を開始し,当時,当社最大の発電所として中国地方東部の電力供給を支えてきました。
一方,高度経済成長に伴い,当時,問題となったのが大気汚染を中心とした公害問題。その原因として考えられたのが,コンビナート地域の工場や火力発電所から排出される大気汚染物質でした。当社は早い時期から,大気汚染に対する環境対策は公益事業としての責務であると認識し,積極的に環境保全に取り組んできました。その対策の一つが高煙突化です。玉島3号機の建設に当たっては,自治体等との協定に基づき230mの煙突を設置。その高さは,今なお西日本一の高さを誇ります。その後,酸性雨の原因とも言われる硫黄酸化物や窒素酸化物等の大気汚染物質を取り除くため,排煙脱硫装置や排煙脱硝装置を設置するなど,環境対策を最優先に取り組んできました。
1号機は,平成26年4月に天然ガスと石油の2種類の燃料を使用可能とする設備に改造し運転を開始しました。これにより,さらなる環境性の向上,燃料コストの低減および供給安定性の向上を図っています。
[建設当時から現在までの変遷]
玉島発電所年表 | ||
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昭和43年9月 (1966) |
電源開発と環境との調和を図ることを目的に,当社で初めて自治体と「公害防止協定(大気汚染防止に関する覚書)」を結ぶ | |
昭和44年1月 (1969) |
1号機着工 | ![]() |
昭和45年2月 (1970) |
2号機着工 | |
昭和46年3月 (1971) |
1号機運転開始 | |
昭和46年11月 (1971) |
3号機着工 | |
昭和47年4月 (1972) |
2号機運転開始 | |
昭和49年6月 (1974) |
3号機運転開始 | |
昭和50年7月 (1975) |
3号機排煙脱硫装置運転開始 | |
昭和51年3月 (1976) |
2号機排煙脱硫装置運転開始 | |
昭和58年8月 (1983) |
1号機排煙脱硝装置運転開始 | |
平成26年4月 (2014) |
1号機天然ガス発電設備運転開始 |