中国電力ネットワーク株式会社
代表取締役社長
長谷川 宏之
ワクワクする未来を身近に
現在、送配電事業を取り巻く環境は急速に変化しており、電力の安定供給を大前提としながら、再生可能エネルギーの導入拡大を見据えた電力ネットワークの強化や、設備の高経年化への対応、レジリエンス強化を進めていくことが必要不可欠となっています。
当社はこれまで、事業運営の羅針盤となる「経営ビジョン2030」を策定し、「送配電事業の強化」、「新規事業の展開」、「地域活性化への貢献」の3つの柱に着実に取り組み、「5つのネットワークの力」を結集し、地域社会とともに発展する企業という目指す姿の実現を進めています。
さらに、社会全体では、デジタル技術の急速な進展により、大きな変革期を迎えています。デジタル化による自動化や効率化などの革新が進む中、デジタルトランスフォーメーション(DX)が企業の成長に欠かせない要素となっています。
このような状況の中、当社はデジタル技術とデータを利活用するDXの推進を重要課題の一つと位置づけ、経営ビジョンの実現を支える戦略として、DX戦略を策定しました。
既存業務にセンサ、AI、ツール等のデジタル技術を掛け合わせることで、生産性向上、コスト低減、電力品質の向上を実現など、部門横断的な業務プロセスの変革を推進します。
さらに、保有するデータの連携・分析から得られた新たな知見を活用し、お客さまのニーズ把握や既存サービスの価値向上、新たなサービスの提供など、データの利活用による価値の創造を実現します。
これまで築いてきた企業文化・風土に、DXを推進していくためのマインドを加え、我々経営層が先頭に立ち、熱意をもって取り組んでいきます。電力の安定供給の使命は変わらず、全社員が一丸となってDX推進の挑戦に持続的に取り組み、地域社会に新たな価値とサービスを提供し、活性化に貢献してまいります。
中国電力ネットワーク株式会社
代表取締役社長
長谷川 宏之
デジタル技術やデータを利活用することで、さらなる生産性や価値を向上させ、経営ビジョン2030の目指す姿「送配電事業の強化」、「新規事業の展開」、「地域活性化への貢献」の実現を加速させます。
デジタル技術・データを活用して変革、
価値創造を実現します。
思考・行動様式を見直し、
デジタル技術を活用した生産性向上を図るとともに、思考・行動様式を見直し、仕事の未来を変えます。
様々なデータを掛け合わせて
保有するアセット・データおよび社外データを用いて、お客さまのニーズ把握や既存サービスの価値向上、新たなサービス提供など、データ利活用による価値を創造します。
教育等で全社員のDXリテラシーを底上げし、デジタル技術・ツールを業務で日常的に活用します。
また、「デジタル人材」、「DX推進人材」の人材像を定義し、一段高いレベルの知識やスキルを持つ専門人材を育成します。
デジタル技術の応用力・
業務課題・顧客ニーズの解決、価値創造に向けた変革を推進する
DXの推進に向けた諸施策のニーズとスピードに対応できるITシステムを整備するとともに、デジタル技術の活用に係るリスクを適切にマネジメントします。
データ処理サービスを活用し、誰もが簡単にデータ検索・分析が出来る環境を構築してデータ利活用を促進し、課題解決や価値の創造につなげます。
生データをパブリッククラウドサービスに収集し蓄積
スマートメータ
業務システム
設備系
データ
画像/音声などの
生データを抽出しデータ保管とデータ自動処理機能(連係・加工)
関連するシステムから収集された
データ形式の
重複データ
データ連携
データカタログ
パブリッククラウドサービスに格納されたデータを検索・分析することにより業務の課題解決、目標達成を図る
容易にデータを
利便性の向上
AIの活用
BIツールを連携し、複雑なデータを分かりやすく活用
データ活用基盤上で複数のデータを利用
AIを連携し、高度な分析や高精度な将来予測を実現
経営層が、積極的に関与してDXを強力に牽引します。
最高デジタル責任者(CDO※)は、DX推進組織と連携して全社のDX推進を統括します。
※Chief Digital Officer