プレスリリース

 当社が電柱に施設している変圧器には,万が一変圧器の内部故障等により高圧の電気が低圧線に流れ込んだ場合に低圧の電気機器の故障等を防止するため,B種接地※1を施しています。
 B種接地については,当社が保安規程※2で定めた周期で抵抗値を測定していますが,一部のB種接地において,測定周期を超過しているものがあることが判明しました。

 保安規程では,B種接地について,抵抗値を原則,10年に1回測定することと定めていますが,当社エリア内の全てのB種接地(約66万箇所)について調査を行ったところ,定められた周期で測定が行えていないものが3,405箇所あることが判明しました。
 また,同調査において,抵抗値が所定の値を満たしていないにもかかわらず改修対象となっていなかったものが5,879箇所あることも判明しました。

 測定周期超過の箇所については,早期に全数の現地測定を実施するとともに,改修対象となっていなかった箇所についても,年内を目途に改修を完了するよう作業に着手しています。

 皆さまにはご心配をおかけすることとなり,お詫び申し上げます。

 本事案の原因として,B種接地の抵抗値を管理する社内システムおよびルールに不備があったものと考えています。
 今後,システム改良や社内ルールの整備ならびに社員教育の充実など再発防止策を確実に実施し,適切な業務運営に努めてまいります。

以上

※1 添付資料「B種接地について」参照
※2 電気事業法に基づき,事業用電気工作物を設置する者が,電気工作物の工事・維持・運用に関する保安を確保するため策定し,遵守する必要がある規程。

添付資料