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  • 2022年度
  • お客さま情報の取り扱いに関する電力・ガス取引監視等委員会 および個人情報保護委員会への報告について
プレスリリース

 当社は、他の一般送配電事業者が管理するシステムにおいて、新電力のお客さま情報を特定関係事業者が閲覧していた事案が発生したことに伴い、2022年12月27日付で電力・ガス取引監視等委員会(以下、「監視等委員会」)からの依頼を受け、調査を進めてきました。

 当社は、当社の供給エリアで電気を使用されているお客さまの情報について、災害発生時等のお客さま対応を迅速・確実に行うため、中国電力株式会社(以下、「中国電力」)とシステムを共有しています。共有にあたっては、新電力のお客さま情報にマスキング処理を施したうえで、両社で情報管理を行っており、第三者からのアクセスは不可能な設計としています。

 今回の調査により、以下2システムにおいて、お客さま情報の取り扱いが不適切であったことを確認しました。なお、①については、小売競争上閲覧が不適切な情報が含まれていますが、中国電力社員の閲覧履歴がないことを確認しています。また、②には、小売競争上閲覧が不適切な情報は含まれていません。

① お客さま台帳検索システム

 災害時等の電話応援時において営業システムの障害が発生した場合等に、バックアップとして使用するシステム(お客さま台帳検索システム)について、災害時等以外でも個人情報を含む新電力のお客さま情報が中国電力の一部の社員に対して閲覧可能となっていることが判明しました。本件について、監視等委員会および個人情報保護委員会へ報告しました。

② 営業システム

 通常使用しているシステム(営業システム)の一部の画面において、中国電力の一部の社員が、新電力のお客さまの個人情報を閲覧可能な状態となっていることが判明しました。本件について、個人情報保護委員会へ報告しました。

 厳正に管理すべきお客さま情報が閲覧可能な状態となっており、深くお詫び申し上げます。

 なお、災害発生時等には、中国電力の電話受付箇所であるカスタマーセンターと連携し、お客さま対応することとしており、契約名義、連絡先といったお客さま対応に必要な情報の閲覧を認めていますが、他社の事例を踏まえ、個人情報の取り扱いに問題がある可能性があることから、個人情報保護委員会へ報告しました。

※ 一般送配電事業者と同一グループ内の小売電気事業者

以上

添付資料