環境配慮型コンクリート「CO2-SUICOM」に係る事業の経済産業省公募事業採択について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

環境配慮型コンクリート「CO2-SUICOM」に係る事業の経済産業省公募事業採択について

当社は,経済産業省の公募事業である「平成26年度二酸化炭素回収・貯蔵実証総合推進事業補助金(二酸化炭素固定化・有効利用技術実証支援事業)」へ,環境配慮型コンクリート「CO2-SUICOM」(平成23年1月13日お知らせ済み)に係る提案を行い,本日,採択されましたので,お知らせします。

※工場等から排出・回収されたCO2 を,製品製造や製品自体に活用することにより,既存工程や既存製品よりもCO2 削減効果が高くなると見込まれる事業等に対し,その実証に係る費用の1/2(上限は5千万円)の補助を行う支援事業。

「CO2-SUICOM」は,セメント使用量の削減と硬化過程でのCO2の吸収により,製品化にあたってのCO2排出量を実質ゼロ以下にすることができ,作れば作るほどCO2を削減できる,言わば"植物"のようなコンクリート製品です。(詳細は参考資料参照)
一方で,その普及拡大には,製造コストや製品メニューの面で課題があることから,このたび,標記公募事業に応募し,製造・流通コストの削減等に向けて取り組むこととしたものです。

採択された事業は,当社と,「CO2-SUICOM」の開発を共同で行った鹿島建設株式会社(本社:東京都港区),電気化学工業株式会社(本社:東京都中央区)に,中国地方有数のコンクリート二次製品メーカーであるランデス株式会社(本社:岡山県真庭市)を加えた4社が取り組むもので,今後3年程度をかけて,以下の開発・実証試験を進めていきます。

1. 製造・流通コスト削減に向けた取り組み

・ 製造コストの削減を目的として,当社三隅発電所構内に設置している炭酸化(CO2吸収)養生装置の実績をもとに,新たに大型化かつ簡素化した設備を開発のうえ,ランデス(株)の工場内に設置し実証試験を行います。

・ 流通コストの削減を目的として,将来的に全国各地で「CO2-SUICOM」を製造可能とすべく,ランデス(株)の工場内のボイラーから発生する排ガスを用いて実証試験を行います。

2. 競争力強化に向けた取り組み

・ 市場競争力の強化を目的として,「CO2-SUICOM」の特性を生かした高付加価値商品を開発するなど,既存製品との差別化と製品メニューの多様化を図ります。
例えば,「CO2-SUICOM」が,一般的なコンクリート(高アルカリ性)と異なり,ほぼ中性である点に着目し,植物にやさしい護岸ブロックなどの開発を目指します。

当社は,引き続き「CO2-SUICOM」の課題の克服やさらなる普及拡大に取り組み,社会の持続的成長と地球温暖化防止に貢献していきたいと考えています。

以上