石炭灰有効活用事業の体制強化について
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中国電力株式会社
中国高圧コンクリート工業株式会社
石炭灰有効活用事業の体制強化について
中国電力株式会社(以下「中国電力」)は,石炭火力発電所から発生する石炭灰の有効活用事業の一部である石炭灰製品(ライトサンド,Hiビーズ,エコパウダー)の製造・営業・販売を,平成29年4月から,グループ会社である中国高圧コンクリート工業株式会社(以下「中国高圧コンクリート工業」)へ移管し,中国電力グループとして,さらなる販売拡大を目指すための体制強化を行うこととしましたので,お知らせします。
このたびの体制強化は,石炭灰有効活用事業の企画から販売に至る一連の業務を分業し,両社が専門性・優位性を持つ領域に集中することにより,「これまで以上に迅速かつ広範に製品をお届けすること」,また「中国電力グループとしての業務効率の最適化を図ること」を目的としています。
今後,中国電力と中国高圧コンクリート工業は,石炭灰処理業務の委託に係る「灰処理契約」を締結するとともに,中国電力の石炭火力発電所構内の石炭灰製品製造設備を利用するための「賃貸借契約」を結び,事業を移管することとなります。
事業移管後,中国電力はこれまで蓄積してきた石炭灰有効活用事業に係るノウハウや,中国高圧コンクリート工業から提供される営業情報に基づき,事業戦略の策定や製品活用手法の検討,新商品の研究・開発に,集中的に取り組みます。
中国高圧コンクリート工業は,土木事業で培った製造技術をもとに,中国電力の三隅発電所(島根県浜田市),新小野田発電所(山口県山陽小野田市),水島発電所(岡山県倉敷市)構内の既存製造設備を利用し,石炭灰製品を製造します。また,これまでの事業活動で得られた販売網を活用することで,より多くのお客さまへ,土木環境用資材として石炭灰製品を販売することを目指します。
両社は,石炭灰有効活用事業において,より強力に連携し,ノウハウや技術力を高めながら,お客さまへより良い製品をお届けできるよう,事業を推進してまいります。
【業務移管のイメージ図】
<両社の役割>
中国電力
事業戦略の策定,製品活用手法の検討,新商品研究・開発
中国高圧コンクリート工業
既存設備による製品製造,貯蔵・管理,営業,販売
⇒営業活動等によって得られたお客さまニーズや事業ノウハウを両社で共有のうえ,さらなる販売拡大につなげる
【各発電所の製品生産能力】
三隅発電所
Hiビーズ 約5万t/年
ライトサンド 約3万t/年
エコパウダー 約2万t/年
新小野田発電所
ライトサンド 約3万t/年
エコパウダー 約4万t/年
水島発電所
ライトサンド 約1万t/年
(参考)中国高圧コンクリート工業株式会社の概要
1.本社所在地
広島市中区小町4番33号 中電ビル2号館
2.代表者
取締役社長 松蔭 茂男
3.設立年月日
昭和44年7月1日
4.資本金
1億5,000万円
5.事業内容
コンクリート製品の製造・販売,土木関連工事の施工
6.従業員数
107名(平成28年4月1日現在)
以上
添付資料
- 石炭灰製品の活用事例 [PDF:936.1 KB]