水力発電所(5カ所)の譲渡に向けた設備調査の開始について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社
株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス

水力発電所(5カ所)の譲渡に向けた設備調査の開始について

 中国電力株式会社(以下「中国電力」)および中国電力グループである株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(以下「ESS」)は,中国電力が所有する水力発電所のうち,「布野発電所(広島県)」,「出羽川発電所(島根県)」,「川平発電所(鳥取県)」,「川平第二発電所(鳥取県)」「旭発電所(鳥取県)」の5カ所について,ESSに譲渡する計画に合意し,本日,ESSが改修工事のための設備調査を開始しましたので,お知らせします。

 このたびの譲渡計画は,将来にわたり,再生可能エネルギーを最大限に活用していく観点から,経年化が進んだ水力発電所について,ESSにおいて設備改修を行ったうえで,FIT制度を利用し,長期的に維持・運用していくこととしたものです。

 ESSは従来から,太陽光や水力等の再生可能エネルギー発電事業に積極的に取り組んでおり,本譲渡が完了すれば,先行して譲渡準備を進めている「魚切発電所(所在地:広島市佐伯区,出力:700kW)」および「河内発電所(所在地:広島市佐伯区,出力200kW)」(平成29年3月28日 お知らせ済み)も合わせて,ESSが維持・運用する再生可能エネルギー発電所は,建設中および譲渡準備中を含め31カ所(合計約4.9万kW)となります。

 今後,両社は,発電所譲渡に係る電気事業法,河川法に基づく手続き等を進めてまいります。

 中国電力グループは,引き続き,グループ全体で再生可能エネルギーの積極活用・利用拡大に取り組んでまいります。

※FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)とは,平成23年8月26日に成立した「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき,再生可能エネルギー源(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)を用いて発電された電気を,国が定める価格で一定の期間,送配電事業者が買取る制度。

1.水力発電所(5カ所)の概要
発電所名 布野発電所 出羽川発電所 川平発電所 川平第二発電所 旭発電所
発電型式 水路式 水路式 水路式 水路式 水路式
最大出力 220kW 670kW 1,300kW 120kW 2,000kW
最大使用水量 1.113m3/s 2.23m3/s 17.39m3/s 1.63m3/s 11.131m3/s
有効落差 29.22m 40.60m 9.55m 9.27m 24.40m
運転開始年月 大正8年4月 大正13年12月 昭和6年8月 平成18年9月 大正10年5月
発電所所在地 広島県三次市布野町 島根県邑智郡邑南町 鳥取県日野郡江府町 鳥取県西伯郡伯耆町
水系・河川名 江の川水系 布野川 江の川水系 出羽川 日野川水系 日野川

2.調査の内容

 ・ 改修工事のための設備,地形の測量調査
 ・ 既設設備の健全度確認調査

3.譲渡予定時期

   平成31年度(予定)


以上

添付資料