ハイブリッド社債(一般担保無・劣後特約付社債)の発行について
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中国電力株式会社
ハイブリッド社債(一般担保無・劣後特約付社債)の発行について
当社は,本日の取締役会において,発行上限を1,000億円とする公募形式によるハイブリッド社債(以下,「本社債」という)の発行を決定しましたのでお知らせします。
本社債には,担保及び保証や先取特権(いわゆる一般担保)が付与されていませんが,一方で,資本と負債の中間的性質を有していることが特徴として挙げられます。
具体的には,利息の任意繰延,超長期の償還期限,清算手続および倒産手続における劣後性等,資本に類似した性質を有するものの,会計上は負債であることから,株式の希薄化は発生しません。
このため,当社としては,株式会社格付投資情報センターおよび株式会社日本格付研究所から本社債による資金調達額の50%に対して資本性の認定を受けることを想定しています。
当社グループは,中国電力グループ経営ビジョン「エネルギアチェンジ2030」(2020年1月策定)や「中国電力グループ『2050年カーボンニュートラル』への挑戦」(2021年2月策定)を公表し,2030年の経営ビジョン実現に向けて,財務健全性を前提とした成長領域の収益拡大などに取り組むとともに,長期的な視点で脱炭素社会や持続的な社会の実現を見据えた検討を進めていくこととしています。
このような状況の中,「財務基盤の強化」と「成長に向けた投資資金の確保」の両立が可能な資金調達手段として,本社債の発行が最適であると判断し,このたび発行を決定しました。
なお,本社債は,証券会社5社(みずほ証券株式会社,野村證券株式会社,SMBC日興証券株式会社,大和証券株式会社,三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を共同主幹事に指名したうえで,本年12月頃の発行を目指して準備を進めていく予定ですが,発行額や発行時期等については,需要状況や金利動向などを総合的に勘案し,条件決定した段階で速やかにお知らせします。
当社は,今後も多様な資金調達のもと,効果的な投資を進めることで,当社グループの成長へとつなげてまいります。
以上
※本社債の概略につきましては,本日付で関東財務局長に提出した訂正発行登録書をご参照ください。
(注)当報道資料は,情報提供のみを目的とするものであり,投資勧誘を目的とするものではありません。