トランジション・リンク・ハイブリッド・ローンによる資金調達について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

トランジション・リンク・ハイブリッド・ローンによる資金調達について

 当社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、段階的に脱炭素化へ移行(トランジション)していくための着実な投資と財務基盤の強化を両立するため、トランジション・リンク・ハイブリッド・ローン(以下、「本ローン」)により、最大1,000億円の資金調達を行うこととしましたのでお知らせします。

 2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーや原子力をはじめとする脱炭素電源への設備投資等を継続的に行う必要があります。当社は、本ローンにより調達した資金を、これらのCO2削減に寄与する施策へ活用する予定です。なお、本ローンの金利は、当社が掲げるCO2排出量削減目標の達成状況に応じて、将来の金利条件が変動する(トランジション・リンク)性質を有しています。

 また、今後、多額の資金を中長期的に安定して確保していく上で、財務基盤の維持・強化は欠かせません。本ローンは、通常の社債や長期借入金等と比べて弁済順位が低いこと等、資本と負債の中間的な(ハイブリッド)特徴を有していることから、株式会社格付投資情報センターおよび株式会社日本格付研究所から本ローンによる資金調達額の50%に対して資本性の認定を受けることを想定しています。これにより、株式が希薄化することなく、財務基盤の強化が見込まれます。

 脱炭素社会の実現に向けた取り組みへの活用に特化した資金調達を行うのは、当社として本件が初めてとなります。

 当社は、エネルギー供給を通じた脱炭素社会の実現と地域の発展およびカーボンニュートラルに向けた技術の開発に取り組み、これからも持続的な社会の実現に挑戦してまいります。

以上

添付資料