業績予想および配当予想の修正ならびに電気料金の取り扱いについて

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

業績予想および配当予想の修正ならびに電気料金の取り扱いについて

 2023年3月期通期の業績予想および配当予想について、これまで「未定」としていました(2022年7月29日お知らせ済み)が、以下のとおり修正しましたのでお知らせします。

 また、電気料金の取り扱いに係る今後の対応についても、合わせてお知らせします。

1.業績予想の修正

 連結売上高(営業収益)については、総販売電力量の減はあるものの、燃料価格の上昇に伴う燃料費調整額の増加などから、前年度に比べ増収となる1兆6,200億円と見込んでいます。

 連結経常利益については、燃料価格上昇による燃料費調整制度の期ずれ差損の拡大に加え、一部料金メニューにおいて燃料費調整単価に上限が設定されており、燃料価格の上昇を電気料金に反映できない影響などから、前年度に比べ減益となる1,860億円の損失を見込んでいます。

 親会社株主に帰属する当期純利益については、1,390億円の純損失となり、経常利益、当期純利益のいずれも過去最大の赤字になる見込みです。

2.配当予想の修正

 当社は、安定配当を基本とし、単年度の業績だけでなく、中長期的な観点から総合的に勘案して、配当を実施しています。2022年度の配当については、業績予想が未定であることを踏まえ、「未定」としていましたが、今年度の業績予想が連結、個別ともに過去最大の赤字であり、連結は2期連続の赤字、個別は3期連続の赤字となることなどを踏まえ、収支や財務の状況を総合的に勘案した結果、無配とすることとしました。

3.電気料金の取り扱いに係る今後の対応

 現状、燃料価格や電力市場価格の急激な高騰により、燃料の調達や設備投資への影響も出始めており、電力の安定供給にも支障をきたしかねない切迫した状況と受け止めています。

 当社は、徹底した効率化を進め、東日本大震災以降も規制料金については値上げの料金改定を行わず料金水準を維持してきました。また、市場価格の変動リスクの低減に向けた取り組みやグループを挙げた更なる効率化の深掘りにも最大限努めてきましたが、昨今の急激な調達価格高騰の影響は企業努力で対応できる限界を大きく超えています。

 こうした状況を踏まえ、規制料金を含め、全ての電気料金について、値上げの検討に着手することとしました。

 当社としては、今後も事業環境の変化に迅速に対応し、中国電力グループの最大の使命である、電力の安定供給に全力を尽くしてまいります。

以上