株式会社ZenmuTechへの出資について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

株式会社ZenmuTechへの出資について

 当社は、情報セキュリティ技術を活用したサービスを展開する株式会社ZenmuTech(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:田口 善一、以下「ゼンムテック」)へ出資しましたのでお知らせします。

 昨今のデジタル技術の拡大に伴い、重要なデータを守るための情報セキュリティ対策の必要性が高まる一方で、テレワークなどの就業環境の変化による情報漏洩リスクの増加など、情報管理に係る様々な課題が浮き彫りになってきています。

 ゼンムテックが提供するパソコン(PC)情報漏洩対策サービス「ZENMU Virtual Drive(ゼンムバーチャルドライブ)」は、データを暗号化する「守る」セキュリティではなく、データを無意味化し、分散保管することで「守らずに安全」なセキュリティを提供します。

 具体的には、データを意味のない内容に変換・分割(無意味化)する「秘密分散技術」を活用し、無意味化した欠片をPCやクラウドなどに分散して保管します。分散した個々の欠片すべてをそろえない限り、データを元に戻すことができないため、例えばPCを紛失しても、クラウドなどに保管されているもう一方の欠片へのアクセスをロックすれば、復元は不可能であり、結果として情報漏洩リスクを限りなくゼロに抑えることができます。

 当社は、ゼンムテックが提供するサービスの普及により、情報セキュリティが向上し、地域におけるDXの推進につながると考え、このたび、出資を決定しました。

 今後、当社グループ内においても活用の可能性を検討してまいります。

 当社エネルギア創造ラボでは、今後も、新たな利益の創出とともに、地域への紹介やサービス提供を通じた地域課題の解決を目指し、カーボンニュートラル、DX、スマート社会をテーマに、有望なベンチャー企業への出資に積極的に取り組んでいきます。

【株式会社ZenmuTechの概要】

会社名 株式会社ZenmuTech(https://zenmutech.com/
所在地 東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座 OCT804
代表者 代表取締役CEO 田口 善一
創業 2014年3月

【秘密分散技術について】

  • データを意味のないデータに変換・分割し、その分散片がそろわなければ元の情報を復元できない符号化手法です。

秘密分散技術について

※ All Or Nothing Transformの略。秘密分散技術の一手法であり、分散片が全て揃わないと元の情報を復元できない手法。

【ZENMU Virtual Drive(ゼンムバーチャルドライブ)について】

  • PCの強固なセキュリティを実現するソリューションとして、PC内のユーザーデータを独自の秘密分散技術により無意味化し、PC内とクラウド上に分散保管します。
  • 盗難や紛失に気付いた時点で、本人や管理者がクラウド上への分散片のアクセスを停止することで、PCからの情報漏洩を防げます。
  • PCのリソースを最大限利用するため、ネットワークの影響を受けず、オフラインでの利用も可能です。

ZENMU Virtual Drive(ゼンムバーチャルドライブ)について

以上