令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する調査業務の受託について
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中国電力株式会社
令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する
調査業務の受託について
当社はこのたび、三井物産株式会社(以下「三井物産」)、関西電力株式会社、九州電力株式会社、コスモ石油株式会社、電源開発株式会社、株式会社レゾナック、UBE三菱セメント株式会社の7社とともに、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」)より令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」に関する調査業務(以下「本調査業務」)を受託しました。
JOGMECの先進的CCS事業は、日本政府が掲げる「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル目標」を実現すべく、2030年までのCCS※事業開始を目指した先進性のあるプロジェクトを支援するものです。
当社は三井物産との間で、本年2月にCCSの共同検討に関する覚書を締結し、CO2の分離・回収から、液化・貯蔵、マレーシアへの液化CO2の海上輸送、ならびにマレー半島東海岸部でのCO2地下貯留まで、一連のバリューチェーン構築について、調査・検討を進めてきました。(2024年2月19日お知らせ済み)
本調査業務において、当社は、三隅発電所(所在地:島根県浜田市、燃種:石炭・バイオマス)から排出されるCO2の分離・回収、液化・貯蔵、輸送事業者への引き渡しに係る設備設計や建設・運用コスト算定を担います。このうち、設備設計においては、同発電所から排出されるCO2のうち、年間約100万トンのCO2回収を前提とした設計とするほか、液化CO2の海上浮体式貯蔵設備の採用に向けた検討を行うこととしており、こうした先進的な取り組みも視野に、コストの検討などを進めてまいります。
当社は、本調査業務により協業先の7社とCCSの早期導入に向け取り組むとともに、火力発電の脱炭素化に向けてあらゆる選択肢を追求することで、2050年カーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指してまいります。
※ Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素(CO2)の回収・貯留。
以上
添付資料
- 別紙1:各社概要 [PDF:245.6 KB]
- 別紙2:マレーシア マレー半島東海岸沖CCS事業における当社の事業構想の概要 [PDF:540.8 KB]