下松発電所跡地における系統用蓄電システムの導入について

EnerGia 報道資料

中国電力株式会社

下松発電所跡地における系統用蓄電システムの導入について

 当社は、再生可能エネルギーの導入拡大に資する取り組みとして、下松発電所跡地(山口県下松市大字平田字東潮上484番)に、当社初となる系統用蓄電システム  (仮称:下松蓄電所)を導入することとしましたので、お知らせします。

 太陽光・風力等の再生可能エネルギーは、天候等の影響で発電量が大きく変動するため、導入が拡大すると、時間帯によって電力余剰が発生し出力制御が必要となるなど、電力系統の安定性に影響を及ぼす可能性があります。
 そのため、再生可能エネルギーのさらなる拡大を目指すうえでは、電気が余っている時は一時的に蓄電し、足りない時に放電することで、需要とのバランスをとる必要があり、系統用蓄電池等の大規模電力貯蔵システムの導入・活用が期待されています。

 本システムの導入にあたっては、導入に係る費用を補助することを目的とした経済産業省補助事業「令和6年度 再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力 貯蔵システム導入支援事業費補助金」を活用します。
 下松蓄電所は、2023年1月に廃止した下松発電所跡地に、出力1万kW以上、蓄電容量3万kWh以上の系統用蓄電システムを設置するもので、2028年度中に運用を開始する予定としています。

 当社は、本事業を通じて蓄電設備の設置および運用に関するノウハウを蓄積するとともに、「再生可能エネルギーの導入拡大」と「必要な調整力の確保」の両輪で取り組みを進めていくことで、2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

【蓄電システムイメージ】

以上