カーボンリサイクル実証研究拠点(広島県大崎上島町)における「Gas-to-Lipidsバイオプロセスの実用化開発」がNEDO公募事業に採択されました

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報道資料

国立大学法人広島大学
中国電力株式会社

カーボンリサイクル実証研究拠点(広島県大崎上島町)における
「Gas-to-Lipidsバイオプロセスの実用化開発」が
NEDO公募事業に採択されました

 国立大学法人広島大学(学長:越智光夫)および中国電力株式会社(代表取締役社長執行役員:中川賢剛)は、共同で「Gas-to-Lipidsバイオプロセスの実用化開発」に取り組み、本日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発」に採択されましたので、お知らせします。

 両者は、本事業に先行して、2020年度から実施してきたNEDO委託事業「Gas-to-Lipidsバイオプロセスの開発」(2020年8月5日お知らせ済み)において、二種類の微生物がもつ発酵機能を活用し、発電所などから排出されるCO2と、水素を反応させて、健康食品や化学品などの原料となる付加価値の高い脂質を生産する技術の研究開発に取り組んできました。
 このたび採択された事業は、同技術の実用化に向けて、先行研究から明らかになった性能面やコスト面での課題を解決すべく、今後2年間の予定で、試験設備の改良やコスト低減の検討などの研究を進めるものです。研究にあたっては、先行研究において広島県大崎上島町のカーボンリサイクル実証研究拠点に設置した試験設備を、引き続き使用します。

 両者は、本事業によりCO2有効利用技術の研究開発を進めることで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

※ 隣接する大崎クールジェン株式会社のCO2分離・回収型石炭ガス化複合発電(IGCC)実証設備から供給されるCO2を活用して、カーボンリサイクル技術開発を進めている拠点。

以上